内容説明
本書は、現代ドイツ経営経済学の代表的研究者であるギュンター・シャンツとウェルナー・キルシュの経営経済学を取り上げて、それらの特質を究明する。その際、両学説の方法論的側面の意義を究明し、そうした側面が経営学的研究に対して持っている意味をも考察する。また、経営経済学における学説検討の意義ならびにそれと経営経済学史との関連を明らかにする。
目次
第1章 行動理論的経営経済学に関する考究―ギュンター・シャンツの見解を中心に
第2章 行動理論的経営経済学を巡る方法論争
第3章 意思決定過程論を巡る方法論争
第4章 管理論としての経営経済学における応用科学の意味―アクションリサーチを伴う管理論
第5章 管理論としての経営経済学を巡る方法論争
第6章 科学史方法論と現代経営経済学史―永田誠氏の見解を中心に
第7章 経営経済学史と経営学的研究
著者等紹介
渡辺敏雄[ワタナベトシオ]
1955年三重県生まれ。1978年一橋大学商学部卒業。1983年一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。香川大学経済学部専任講師。その後、香川大学経済学部助教授、教授を経て、1999年関西学院大学商学部教授。2002年博士(商学)(関西学院大学より授与)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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