内容説明
コロナを契機とした技術革新がグローバル社会のあり方を大きく変えていく。時代の変化に対応していくために、地球村に生きる人間は時代の先を続み解く力が不可欠である。本書は、国際政治経済を基礎から勉強したい、勉強し直したい読者に分かりやすく、読みやすいことに重点を置いている。国際政治経済の基礎と応用を系統的に学び、激動する世界を読み解く力を身につける一冊と期待される。
目次
序章 国際政治経済を読むために
第1章 国際政治の視点
第2章 国際経済の視点
第3章 国際政治経済の変容
第4章 グローバル化と地域統合
第5章 米国主導の国際秩序と経済の盛衰
第6章 欧州地域統合への道
第7章 景気低迷と日本の針路
第8章 中国の台頭と国際新秩序
終章 デジタル経済の時代
著者等紹介
孫根志華[ソネシカ]
現職、城西国際大学大学院教授。博士(経済学)。専攻、中国マクロ経済政策、アジア政治経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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つーちゃん
3
全然やさしくない…が、筆者作成の図は分かりやすい。「海外直接投資の形態」や「世界の主な地域紛争」など、ポイントと概要をさっくりまとめてあるのはありがたい。知りたい事を巻末の索引から引くのも良し、「EU」や「日本」など知りたいカテゴリーを目次で探して読むのも良し。というより、通しで読むもんじゃないかも。教科書です。 ちなみに超最近出版された本。コロナ禍では正直、環境・人権・難民・経済問題などを気にしている余裕が無かったけど、別に諸問題が消えたわけじゃなくて。ここ1年全然考えられてなかったなぁと反省。2021/06/30
Go Extreme
2
国際政治経済を読む:国際政治と国際経済 国際政治の視点:国家主権と外交 政治体制と自由民主主義 主要国の政治体制 国際経済の視点:開放型マクロ経済 国際経済の仕組み 海外直接投資と多国籍企業 国際政治経済の変容:南北戦争と地域紛争 環境と開発 無極化に進む世界 グローバル化と地域統合:グローバル化の進展 地域統合 米国主導の国際秩序と経済の盛衰:米国主導 黄金期から低迷期 欧州地域統合への道:EU誕生と欧州機構 景気低迷と日本の針路:日本型社会主義 中国の台頭と国際新秩序:世界の市場 デジタル経済の時代2021/04/22
アルミの鉄鍋
1
★4.5 今を読むにはもってこい。地政学の補完になりそうな知識も多くじっくり読むにはとても面白い。文章体が教科書のようなので大学の国際関係論とかで使われる本なのかなとも思った。飛ばし読みするのはもったいないくらい文章も奥深い。書いてる人すごい知識量だなと思ったしこの内容をこの薄さでまとめあげる技術もすごい。購入して手元に置くか悩む。個人的にはマーカー引きながら読みたいくらい。2021/05/22
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- 和書
- 西洋倫理思想の考え方