内容説明
誕生から20年あまり、ユーロは、世界経済の荒波に翻弄され続けてきたが、危機の度に進化し生き抜いてきた。だが、その前途は多難である。FACEBOOKのリブラ、デジタル人民元など官民を交えた国際通貨競争の時代にユーロはいかに立ち向かうのだろうか。EU経済、ユーロ研究の第一線のエコノミストと研究者がユーロを多面的に解剖し、その将来を占う。
目次
第1章 ユーロはいかにして鍛えられたのか―ユーロの軌跡と課題
第2章 ユーロの安定はどのように確保されるのか
第3章 ユーロを守るECB―ユーロ安定のためのECBの役割と評価
第4章 ブレグジット・ショックにユーロは耐えられるのか?
第5章 国際通貨としてのユーロの可能性―国際通貨ユーロは沈まないのか?
第6章 中ロ接近とユーロ
著者等紹介
蓮見雄[ハスミユウ]
立教大学経済学部教授
高屋定美[タカヤサダヨシ]
関西大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユーロはいかにして鍛えられたのか―ユーロの軌跡と課題:20年の軌跡 ユーロの安定はどのように確保されるのか:制度改定と限界 コロナ危機・統合飛躍の景気? 独仏枢軸 ユーロを守るECB―ユーロ安定のためのECBの役割と評価:ドラギ体制・ECB2.0 危機で進化・手に入れた危機対応策 各種防衛策 ブレグジット・ショックに耐えられるのか 国際通貨としてのユーロの可能性―国際通貨ユーロは沈まないのか:ユーロの国際化 国際通貨の理論と機能 中国人民元とデジタル通貨台頭 中ロ接近とユーロ:EUの最重要貿易パートナー2021/04/12