内容説明
環境、児童労働、移民などグローバル化に伴う様々な現実の政策問題や、南北戦争や日米貿易摩擦など歴史上の出来事を題材として取り上げたユニークな構成で、伝統的な貿易モデルから最新の理論・実証研究までを網羅した斬新なテキスト。国際経済学の教科書としてだけでなく、グローバル化と経済の諸問題に関心のある社会人にもお薦め。
目次
第1部 グローバル化の原動力(グローバル化の第二の波;ナイジェリアは食料自給を目指すべきか?;アメリカ人はなぜ自分たちのインパラをカナダから買うのか?;貿易と大企業:コダックvs富士)
第2部 世界経済における政治と政策(なぜ北部は関税を求め、南部は目の敵にしたのか?;自由貿易はアメリカの労働者に対する搾取か?;なぜ政府は私たちに砂糖を輸入してほしくないのか?;WTOとは何者で、イルカに対してどんな仕打ちをしているのか?;途上国政府は成長を促進するために関税を使うべきか?;ロナルド・レーガンは日本の自動車メーカーにカモにされたのか?)
第3部 最近の論点(iPodは米国で作られるべきか?;国境にフェンスを建てるべきだろうか?;貿易と環境:グローバル化は環境に優しいか?;ブラック工場と児童労働:グローバル化と人権;NAFTAは貧困者に対する裏切りか、それとも繁栄への道か?)
第4部 グローバル化のマクロ経済学的側面(貿易赤字は時限爆弾か?;貿易と為替レート:人民元は悪者か?)
著者等紹介
マクラレン,ジョン[マクラレン,ジョン] [McLaren,John]
その研究は、国際貿易、開発、産業組織、政治経済の分野に及び、American Economic Review,Quarterly Journal of Economics,Review of Economic Studiesおよびその他の様々なジャーナルに発表されている。1992年にプリンストンで博士号を取得し、2000年からバージニア大学で教鞭を執っている。またプリンストン、イェール、コロンビア、メリーランド大学、そして最も遠い所ではウズベキスタンのタシケントにある世界経済外交大学でも教鞭を執ったことがある
柳瀬明彦[ヤナセアキヒコ]
1971年生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。博士(経済学)。高崎経済大学経済学部准教授、東北大学大学院国際文化研究科准教授などを経て、名古屋大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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