内容説明
国際ビジネスの探究には経営学のみならず多様で学際的な視点からの接近が求められる。また「国際ビジネス」を全体とするなら、部分である「地域」とのバランスのとれた接近も必要である。国際経営論、国際貿易論、国際私法、実験経済学、管理会計、公会計、非営利組織論など幅広い学問分野から接近し、国際ビジネスと地域への理解を深める書。
目次
第1章 国際経営と企業成果との関係―線形説から3段階水平S字型説までの肯定論に関する検討
第2章 ブランド・ポジショニング戦略―日本におけるグローバル・ブランドとしてのキットカットの戦略を中心に
第3章 多国籍企業における言語コミュニケーション問題と「ブリッジ人材」の活用
第4章 中国における経済のサービス化とサービス貿易の拡大
第5章 Brexitと契約債務に関する国際私法
第6章 寄付行動の経済学―独裁者ゲーム実験からの考察
第7章 原価計算の意義
第8章 地域を見る公会計
第9章 多様性を活かす組織:お好み焼きアナロジー
第10章 営利・非営利の境界―舞台芸術の位相と社会的企業家としての小林一三
第11章 地域企業のひとつの進化プロセス