内容説明
「労使協調型」の日本と「労使対決型」の韓国の労使関係。企業別組合を特徴とする日韓の労使関係にはどのような共通点と相違点があるだろうか。同じ漢字文化圏にあり、歴史的に深い関わりをもってきた日本と韓国を比較することで、両国の特質がよりよく見えてくるのではないか。本書は、日本と韓国の労使関係を対比する形で、その実態と特質を明らかにした専門書。
目次
日本の労働運動の歴史
韓国の労働運動の歴史
日本の労働組合と経営者団体
韓国の労働組合と経営者団体
日本の団体交渉と労使協議制度
韓国の団体交渉と労使協議制度
日本の労働争議と紛争解決システム
韓国の労働争議と紛争解決システム
日本の複数組合と専従者
韓国の複数組合と専従者
韓国における複数労組施行後の労使関係
労使関係の日韓比較
著者等紹介
安煕卓[アンヒタク]
1959年韓国・慶尚北道生まれ。1983年韓国・中央大学校卒業(経営学士)。1986年慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程修了(商学修士)。1989年慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了(商学博士)。1990‐2000年韓国経営者総協会附設労働経済研究院研究員。2000‐2002年広島安芸女子大学経営学部助教授。2002年九州産業大学経営学部教授。2006‐2007年イギリスBristol大学客員研究員。2012‐2013年韓国経総労働経済研究院客員研究員。現在、九州産業大学商学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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