出版社内容情報
水危機が懸念されるアジアの水問題を検討するとともに、歴史や民俗、生活の視点からアジア社会の多様な水を紹介する。われわれの生命や生活を支える水。21世紀は「水の世紀」といわれる。水危機が懸念されるアジアの水問題を検討するとともに、歴史や民俗、生活の視点からアジア社会の多様な水を紹介する。
はじめに
第一部 現代の水問題
第1章 アジアの持続可能な水環境―水の現状と課題―
第2章 チベット高原の経済開発と水問題―国際河川との関連より―
第3章 乾燥地の地下水開発と水危機―イランの事例から―
第4章 日本の近代水道の創設―横浜水道を中心に―
第5章 住民参加による多自然型川づくり―日本・源兵衛川と韓国・水原川を事例として―
第6章 流域ガバナンスの変遷―メコン川を事例に考える―
第二部 水と社会
第7章 植民地朝鮮・全北湖南平野における水利組合の設立過程
第8章 タイにおける水と人とのかかわり―その多様性と多義性をめぐって―
第9章 ミエン・ヤオ族の儀礼における水の功能―中国・ベトナム・タイ広域比較分析の取り組み―
第10章 日中文化交流の一側面―『西湖佳話』と津藩の治水事業―
第11章 物流と海洋:海運と国際調達の新たな役割
あとがき
後藤 晃[ゴトウ アキラ]
著・文・その他/編集
秋山 憲治[アキヤマ ケンジ]
著・文・その他/編集
目次
第1部 現代の水問題(アジアの持続可能な水環境―水の現状と課題;チベット高原の経済開発と水問題―国際河川との関連より;乾燥地の地下水開発と水危機―イランの事例から;日本の近代水道の創設―横浜水道を中心に;住民参加による多自然型川づくり―日本・源兵衛川と韓国・水原川を事例として ほか)
第2部 水と社会(植民地朝鮮・全北湖南平野における水利組合の設立過程;タイにおける水と人とのかかわり―その多様性と多義性をめぐって;ミエン・ヤオ族の儀礼における水の功能―中国・ベトナム・タイ広域比較分析の取り組み;日中文化交流の一側面―『西湖佳話』と津藩の治水事業;物流と海洋:海運と国際調達の新たな役割)
著者等紹介
後藤晃[ゴトウアキラ]
東京大学大学院農学系研究科農業経済学専攻博士課程中途退学。専門は、中東経済論、農業経済学。神奈川大学名誉教授
秋山憲治[アキヤマケンジ]
横浜市立大学大学院経済学研究科修士課程修了、博士(経済学)。専門は、貿易政策、国際経済関係論。神奈川大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。