危機の中のEU経済統合―ユーロ危機、社会的排除、ブレグジット

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危機の中のEU経済統合―ユーロ危機、社会的排除、ブレグジット

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  • サイズ A5判/ページ数 299p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784830949845
  • NDC分類 333.7
  • Cコード C3033

出版社内容情報

英国のEU離脱で顕在化した反EU運動の中で露呈したEU危機の経済要因、社会的要因を分析。その上で、今後EUのめざすべき道を探EUは2016年に深刻な危機を迎えた。たびたびの危機を乗り越えて統合を強めてきたEUだが、英国のEU離脱(ブレグジット)と、それを生み出した要因への対応の、どこに問題があったのだろうか。本書はブレグジットで顕在化した反EU運動の中で露呈したEU危機の経済要因だけでなく、社会的要因も分析する。その上で、今後のEUのめざすべき道を探る。

序 章
補 遺 「関西EU 研究会」について
第?部 経済通貨同盟の問題点と課題
 第1章 EU 財政ガバナンスの問題と新たな展開─緊縮財政は何をもたらし、何をもたらさなかったのか
 第2章 ECB の金融政策と企業の資金調達─金融政策は成長の基盤となりえたのか?
 第3章 ECB の非標準的金融政策の効果と副作用─量的緩和政策は実体経済にどのような効果をもたらしたか?
 第4章 EU における産業集積と地域間格差─「同盟の地域的結束」は実現できるのか?
第?部 社会的欧州の現実と課題
 第5章 社会的欧州の理念と現実─社会的欧州は存在しているのか
 第6章 社会的排除と社会的包摂─欧州社会政策は社会的包摂を推進できたのか
 第7章 単一市場と労働問題─社会的規制は単一市場の発展に役立つか?
 第8章 季節労働者指令の採択の意味─欧州統合は農業部門の労働環境を改善したのか
 第9章 ユーロ周辺国における団体交渉システムの改革─危機の中での改革によってアングロ・サクソンモデルへ収斂したのか
第?部 反EU・反移民勢力の台頭とBrexit 後の欧州統合の課題
 第10章 フランスの極右,国民戦線─ポピュリスムはなぜ支持を拡大するのか?
 第11章 EU の移民アジェンダの理想と現実─ EU は難民を受け入れられるのか?
 第12章 イギリスの移民政策とBrexit の選択─なぜイギリスはEU 離脱を選択したのか
 第13章 ポストBrexit のイギリスのFTA 政策─ EU 離脱交渉はソフトランディングするのか
 第14章 ポストBrexit のEU メガFTA 政策─ EU 共通通商政策は欧州的価値を実現するのか?
 第15章 ポストBrexit のシティとEU 金融市場─ Brexit はシティを衰退させるのか?

嶋田 巧[シマダ タクミ]
著・文・その他/編集

高屋 定美[タカヤ サダヨシ]
著・文・その他/編集

棚池 康信[タナイケ ヤスノブ]
著・文・その他/編集

内容説明

EUは2016年に深刻な危機を迎えた。たびたびの危機を乗り越えて統合を強めてきたEUだが、英国のEU離脱(ブレグジット)と、それを生み出した要因への対応の、どこに問題があったのだろうか。ブレグジットで顕在化した反EU運動の中で露呈したEU危機の経済要因だけでなく、社会的要因も分析。その上で、今後のEUのめざすべき道を探る。

目次

EU経済統合の深化と進化―EUは何をもたらし、何をもたらさなかったのか
第1部 経済通貨同盟の問題点と課題(EU財政ガバナンスの問題と新たな展開―緊縮財政は何をもたらし、何をもたらさなかったのか;ECBの金融政策と企業の資金調達―金融政策は成長の基盤となりえたのか;ECBの非標準的金融政策の効果と副作用―量的緩和政策は実体経済にどのような効果をもたらしたのか ほか)
第2部 社会的欧州の現実と課題(社会的欧州の理念と現実―社会的欧州は存在しているのか;社会的排除と社会的包摂―欧州社会政策は社会的包摂を推進できたのか;単一市場と労働問題―社会的規制は単一市場の発展に役立つのか ほか)
第3部 反EU・反移民勢力の台頭とBrexit後の欧州統合の課題(フランスの極右、国民戦線―ポピュリズムはなぜ支持を拡大するのか;EUの移民アジェンダの理想と現実―EUは難民を受け入れられるのか;イギリスの移民政策とBrexitの選択―なぜイギリスはEU離脱を選択したのか ほか)

著者等紹介

嶋田巧[シマダタクミ]
同志社大学元教授。同志社大学商学部嘱託講師。1980年同志社大学大学院商学研究科博士後期課程中途退学

高屋定美[タカヤサダヨシ]
関西大学商学部教授。1991年神戸大学大学院経済学研究科後期課程単位取得退学、博士(経済学)

棚池康信[タナイケヤスノブ]
近畿大学元教授。1974年関西学院大学大学院経済学研究科後期課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヒロキです

11
EUについて、第一部で経済通貨同盟の問題点と課題、第二部で社会的欧州の現実と課題、第三部で反EU、反移民勢力の台頭とブレグジット後の欧州統合の課題を論じている。全体的に論文が1つの本になったような形で構成されている。個人的には経済通貨同盟を知るために読んだものの、ルペン擁する国民戦線の台頭までの話が面白かった。国民戦線は、極左と極右を上手くまとめて、理想に走りがちな大政党に対して、フランス社会で密かに起きている問題を取り上げて、国民に寄り添う姿勢を見せることで台頭してきたことを学べた。2021/08/11

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