内容説明
一帯一路とAIIBで新たな地域経済圏づくりを仕掛ける中国に、東方シフトを強めるロシア。韓国・北朝鮮やモンゴルを含め、北東アジアの新経済秩序をにらんだ関係国の連携と競争が始まった。エネルギー、物流、金融などの分野で現れた新たなうねりに、日本はどう対応すべきか。変わりゆく北東アジアの経済地図を第一線の専門家が最新情報をもとに分析した必読書。
目次
序章 北東アジア経済の新たなうねり―2020年にらみ合従連衡
第1章 東に向くロシア―整備が進む極東の物流・エネルギーインフラ
第2章 北東アジアに開かれる中国東北部―改革開放の進展と課題
第3章 韓国と北朝鮮、それぞれの北東アジア戦略
第4章 新たなバランスを探る資源大国モンゴル―中国・ロシア重視と「第3の隣国」開拓
第5章 東アジアの地域主義と北東アジアの経済統合―制度化への道を求めて
第6章 北東アジアのエネルギー連携の地平をめざして
第7章 北東アジアの開発金融協力の現状と課題
第8章 中ロ接近が変える北東アジアの国際関係―米中ロ3角形と日ロ関係への影響
第9章 求められる北東アジア戦略の再構築―地域協力の可能性と課題
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