内容説明
転機にたつ協同組合の課題について公益の視座から検証。本書は協同組合学と公益学の連携のもと、協同組合における参加と民主主義、共益性と公益性、社会的企業など、市民・地域を中心に据えた議論を展開します。各論として震災復興、地域再生、高齢者福祉、女性、貧困、地域医療を検討し、その成果を共有する新たな協同組合の可能性を提起します。
目次
協同組合と公益法人・ＮＰＯ法人
第１部 協同組合にとっての公益（協同組合とプラットフォーム―参加・民主主義の再生産のために；協同組合の共益性と公益性；協同組合とマルチ・ステークホルダー論；社会的課題解決と協同組合―イタリアとイギリスの社会的企業からの考察）
第２部 協同組合が取り組む現代的課題（震災復興と協同組合；地域再生と協同組合；高齢者福祉と協同組合；協同組合と女性―協同組合活動を通してエンパワメントする女性たち；貧困問題と協同組合；佐久総合病院の医療・福祉事業による地域づくり）
第３部 現代における公益（特定秘密保護法に公益性はあるか；再生可能エネルギーと公益）
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