内容説明
人間→組織→環境という因果関係をもつ組織生成(Organizing)の理論と、環境→組織→人間という正反対の因果関係をもつ構造統制(Organized)の理論を、継時的・共時的に統合した理論体系としての「組織学」を、階層、作業組織、経営組織、組織間関係、制度の5つの分析レベルに適用して、複雑な現実の全体を理論的・統合的に説明する道を示唆。
目次
第1章 組織と階層
第2章 組織生成と構造統制―OrganizingとOrganized
第3章 社会‐技術システムと作業組織の生成・発展―Work OrganizingとWork Organized
第4章 高信頼性組織の構造統制と組織化―ノーマル・アクシデント理論と高信頼性理論の統合的考察
第5章 組織間関係の生成と統制―NetworkingとNetworked
第6章 制度と実現―制度の生成と統制
終章 組織学のさらなる展開に向けて
著者等紹介
岸田民樹[キシダタミキ]
中部大学経営情報学部教授。1948年三重県に生まれる。1972年京都大学経済学部卒業。1974年一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。1977年京都大学大学院経済学研究科博士課程単位を取得。大阪府立大学経済学部講師。1980年名古屋大学経済学部講師。1984年同助教授。1993年同教授。2013年中部大学経営情報学部教授。京都大学経済学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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