内容説明
日本的経営システムは、ジェンダー問題を始め、今多くの問題を抱えている。本書は、組織論的アプローチ、就中経営学の本流フォレット、バーナードの理論に依拠し、裁判所調停・行政改革委員としての経験を基に、閉塞した日本の自治体行政経営の改革を図る。理論とともに現実的な交渉や調停の仕方を学ぶことの出来る著者長年の研究成果である。
目次
序章 日本的システムの改革に向けて
第1章 行政組織と組織理論―地方自治体の行政経営に向けて
第2章 行政組織と地方自治体―U市の合併の経営組織的分析
第3章 行政組織と行政職員―地方自治体の組織論的考察
第4章 行政改革と行政組織―地方自治体の枠組みの変革
第5章 行政改革とコンフリクト・マネジメント―財政赤字下の地方自治体と行政経営
第6章 組織間交渉の理論と技能―異文化とジェンダーの視点
第7章 職場のジェンダーバイアスとジェンダー・コンフリクト
第8章 男女協働参画経営の実現に向けて―ジェンダー・コンフリクトとWLB
終章 ジェンダーと女性労働
著者等紹介
数家鉄治[カズヤテツジ]
1944年生まれ。大阪府立大学大学院経済学研究科博士課程を経て、ミシガン大学経営大学院留学。1973年大阪商業大学商経学部専任講師、助教授、教授を経て、現在、同総合経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。