明治大学人文科学研究所叢書
組織の理論社会学―コミュニケーション・社会・人間

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  • サイズ A5判/ページ数 282p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784830947889
  • NDC分類 361.6
  • Cコード C3036

内容説明

本書は「組織とは何か」というきわめて根底的な問いに基づき、コミュニケーション、シンボル、メディアといった分析概念を精緻化することから「舞台としての組織」像を提示するものである。その試みは従来の組織論が自明視してきた「組織は秩序を有する合理的な客観的事物である」という前提を疑うことから始められる。

目次

組織とは何か、組織論とは何か
第1部 組織とコミュニケーション(組織に接近する方法―パラダイム、メタファー、フレーム、パースペクティブ;組織を分析する方法―コミュニケーション概念の精査;コミュニケーションと組織―コミュニケーションが組織を生み出す)
第2部 組織概念の再検討(組織目的―モニュメントとしての組織目的;組織戦略―アカウンタビリティ論への展開;組織構造―ツリー、ネット、サークル、リゾーム;組織文化―「シンボルとしての組織」概念の提唱;組織の記憶と使命―組織のメタコンテクストとメタコード)
第3部 組織社会学の可能性(組織秩序を説明するオルタナティブを求めて)
組織を理論社会学的に研究すること

著者等紹介

竹中克久[タケナカカツヒサ]
1974年奈良県生まれ。2003年3月神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了、博士(学術)。日本学術振興会特別研究員、関西学院大学先端社会研究所専任研究員等を経て、2009年4月より明治大学情報コミュニケーション学部専任講師。専門は組織社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かとたか

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組織とは何かということに、社会学の立場から、正面からとことん向き合った本。組織の外側(環境)について、確かに経営学では市場を意識するが、ここでは日常の社会を意識してる点で、大きく、明確に経営学とスタート地点をわかつ。さらに、組織を演劇、舞台と例え、社会学の立場を明確にする。組織社会学の名著。2024/07/07

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