内容説明
わが国の流通システムは、多くの課題を抱えている。課題を抱えているということは、そこにニーズがあることを意味する。制度分析と制度のデザインは、ニーズ充足の制度(仕組み)を考え、創ることである。本書は、従来の流通研究があまり取り上げてこなかった制度分析を通じて、わが国流通システムの課題・解決策の枠組みを考察する労作である。
目次
序論 流通システムの制度分析
第1章 小売商業とまちづくり
第2章 まちづくりと商業集積
第3章 制度設計と法的概念の再検討―まちづくりのデザイン
第4章 震災復興と商業―経験と教訓
第5章 酒類販売免許制度と制度運用
第6章 医薬品流通システムと業界団体
第7章 食料品流通システムと制度―現行の制度は買物弱者の解決に寄与できるのか
終章 流通システムのデザイン
著者等紹介
鈴木幾多郎[スズキイクタロウ]
兵庫県神戸市に生まれる。大阪府立大学大学院経済学研究科修士課程修了。産経新聞社大阪本社編集部を経て桃山学院大学経営学部教授。経営学博士。2012年4月から桃山学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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