内容説明
北欧から、まったく新しい地政学の登場。国家のパワーは軍事力にあらず、関係性にあり。「極」とは何か?「非極」とは何か?定評ある執筆陣が、拡大ヨーロッパの地殻変動を最新の理論を手掛かりに解き明かす。冷戦後、地中海へ、ロシアへ、黒海へと解き放たれるヨーロッパを読み解く必読書。
目次
第1部 地政学理論とヨーロッパにおけるゲームのルール(コンステレーション理論;欧州・大西洋統合の制度的ダイナミクス)
第2部 コンステレーション理論をヨーロッパに適用する(インサイダー諸国―パワーへの接近か;北部;南部;東部;北東部)
第3部 結論(比較分析が理論に出会う)
第4部 時間と空間の展望(ヨーロッパの将来;コンステレーション理論のヨーロッパ域外への適用)
著者等紹介
モウリッツェン,ハンス[モウリッツェン,ハンス][Mouritzen,Hans]
デンマーク国際関係研究所上級研究員。外交政策の立案、外交政策における民主主義、国際行政、欧州統合、トランスナショナル、バルト海地域の分野で執筆活動を行っている
ウィヴェル,アンデルス[ウィヴェル,アンデルス][Wivel,Anders]
コペンハーゲン大学政治学部国際関係准教授
蓮見雄[ハスミユウ]
立正大学経済学部教授。ユーラシア研究所事務局長。日本EU学会理事。『ロシア・ユーラシアの経済と社会』副編集長。慶応ジャン・モネEU研究センター研究員
小林正英[コバヤシマサヒデ]
尚美学園大学総合政策学部准教授。慶応ジャン・モネEU研究センター研究員
東野篤子[ヒガシノアツコ]
筑波大学人文社会研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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