内容説明
アジア太平洋地域におけるWTOの代替的な手段として、二国間による自由貿易協定交渉は象徴的である。本書は、なぜ二国間主義が発展したのか、どのように進展したのか、そしてどのように他の自由貿易協定に影響を与えたのか、を考察。
目次
第1部 理論的フレームワークと経済面からの概観(アジア太平洋地域における二国間貿易協定;アジア太平洋における新たな二国間主義の政治経済分析―好ましいものか、取るに足らぬものか、悪いものなのか?;アジア太平洋地域における二国間主義―経済面からの概観)
第2部 ケーススタディー(日本―二国間貿易協定へ向けての新しい動き;アジア太平洋における米国の通商に関する取り決め;中国の二国間貿易主義―依然として政治主導;多国間主義から二国間主義へ?韓国貿易戦略の転換;国際経済を統治しているのは誰か?台湾の二国主義への気が重い試み;シンガポールの貿易二国間主義;二層戦略;なぜ二国間FTA交渉が活発化しているのか?―タイに関するケーススタディー;慎重なるマレーシアの二国間FTA交渉:マレーシアの新しい貿易政策の誕生か?;NAFTAを越えた自由貿易:メキシコの二国間貿易主義の経済的および制度的正当性)
第3部 結論(アジア太平洋地域における二国間貿易協定の展開とその意味)
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- 和書
- 夏のかぎ針あみこもの