内容説明
観光の研究は、現在、世界的に実に盛んである。本書は、現段階における世界的な論議の模様を明らかにしたものである。観光とは何かについて、ポストモダン的理論も視野に入れて解明し、観光客満足の最新の考え方などを考察している。その上にたって、観光地の振興論を論じ、最後に観光理論の多様なタイプを整理し展望する試みを提示している。
目次
第1章 観光とは何か―観光の原点
第2章 現段階における観光の社会経済的意義と発展動向
第3章 観光の諸形態―周辺地観光・農村観光・都市観光
第4章 文化と観光
第5章 観光客のタイプと行動原理
第6章 観光客満足の理論
第7章 観光と社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)
第8章 観光地振興論
第9章 観光地ライフサイクル論をめぐって
第10章 社会の流動化と観光
第11章 観光理論のいくつかのタイプ
著者等紹介
大橋昭一[オオハシショウイチ]
1960年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。現在、和歌山大学観光学部長・和歌山大学教授・関西大学名誉教授。観光理論、観光経営論、地域戦略論等を中心に国際的にも広く活躍中。1994年オーストリア政府学術研究振興基金の研究費査定専門委員を委嘱されたこともある。これまで関西大学商学部長、大阪明浄大学(現・大阪観光大学)副学長・観光学部長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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