内容説明
平成不況の背景には、過去の成功物語を捨て切れなかった経済運営、金融制度の不安定性を一層加速させた金融派生商品を規制出来なかったこと、そして何よりも問題を先送りする政府の体質があった。本書は、我が国経済の動きを、主として消費、投資、金融の面から分析し、バブル崩壊以後現在まで続く平成不況の原因を探った共同研究の成果である。
目次
１ 日本経済平成不況への道
２ 平成不況の特徴
３ 近年の消費者行動
４ 貯蓄率の低下と投資の低迷
５ 投資行動の非対称性と連動性
６ 金融政策の実体経済への影響
著者等紹介
安藤潤［アンドウジュン］
２０００年、早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。現在、新潟国際情報大学情報文化学部准教授
塚原康博［ツカハラヤスヒロ］
１９８８年、一橋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。経済学博士（一橋大学）。現在、明治大学情報コミュニケーション学部教授
得田雅章［トクダマサアキ］
２００６年、早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。経済学博士（早稲田大学）。現在、滋賀大学経済学部准教授
永冨隆司［ナガトミタカシ］
２００１年、早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。現在、国士舘大学政経学部准教授
松本保美［マツモトヤスミ］
１９８２年、オックスフォード大学社会科学学部大学院博士課程修了。Ｄ．Ｐｈｉｌ ｉｎ Ｅｃｏｎｏｍｉｃｓ（Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ ｏｆ Ｏｘｆｏｒｄ）。現在、早稲田大学政治経済学術院教授
鑓田亨［ヤリタトオル］
２０００年、早稲田大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。現在、名古屋商科大学経営学部准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
