内容説明
ナレッジ・マネジメントから生まれる骨太の経営戦略。「誰もが解けない問題であれば、その問題は解決不可能であり、誰にも解ける問題であれば、その問題は問題として存在していない。」プラトンが『メノン』で提起した逆説を解き明かす鍵が集合知にある。企業経営の難問をどう解くか。大不況時代を克服する戦略の書。
目次
序章 経営における知識と能力―暗黙知の危険性について
第1章 集合戦略と集合知
第2章 共有知
第3章 共生知
第3章補論 コーディネーションに関するアンケート調査の分析―努力の方向性について
第4章 現場の知
第5章 コモンナレッジ
第5章補論 ロジスティック曲線の導出
第6章 集合知と集合戦略の拡張可能性―知識社会の国際経営戦略
補論・第7章 知識のコラボレーションとクラスターの創生
著者等紹介
洞口治夫[ホラグチハルオ]
1959年生まれ。法政大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了(経済学博士)。法政大学経営学部専任講師、同助教授、ハーバード大学経済学部客員研究員(フルブライト・プログラム)、リヨン第二大学客員教授、法政大学イノベーション・マネジメント研究センター所長などを経て、法政大学経営学部教授。この間、東京大学経済学部、筑波大学大学院、中央大学大学院、静岡大学大学院などで非常勤講師を兼任。著書に『日本企業の海外直接投資』(東京大学出版会、1992年、日経・経済図書文化賞受賞)、『グローバリズムと日本企業』(東京大学出版会、2002年、国際ビジネス研究学会賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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