内容説明
傑出した個人より、多様なグループのほうが創造性が高いという事実。ハーバードビジネススクールの事例研究とタフツ大学の心理学研究の知的交流から生まれた集団創造マネジメントの方法論。
目次
1章 グループの創造性とは何か
2章 創造的摩擦
3章 創造的な選択肢の生成
4章 最善の選択肢への収束
5章 物理的環境のデザイン
6章 心理的環境のデザイン
著者等紹介
レナード,ドロシー・A.[レナード,ドロシーA.][Leonard,Dorothy A.]
ハーバード大学William J.Abernathy経営管理学名誉教授である。彼女は、MITスローン・マネジメント・スクールに3年間勤務の後、1983年にハーバードの教授陣に加わった。MBAコースでは、リーダーシップ、新製品・プロセス設計、技術戦略、イノベーションマネジメントの教育に携わってきた。ヒューレットパッカード、AT&Tや3Mなどの企業エグゼクティブ向けに教育を行うとともに、数多くの研究プログラムのリーダーとして活躍してきた。研究においては、集団内でイノベーションや創造性をいかに喚起するかということおよびイノベーションプロセスの管理に関心を寄せてきた。スウェーデンやジャマイカなどの政府や多数の企業へのコンサルティング経験ももつ。学術雑誌、実務家向け雑誌に数多くの論文が掲載されている
スワップ,ウォルター・C.[スワップ,ウォルターC.][Swap,Walter C.]
タフツ大学の心理学名誉教授であり、心理学科の前学科長であった。実務に携わる技術者や科学者にエンジニアリングマネジメントの学位を与えるタフツ大学ゴードンインスティチュートの教授でもあった。ハーバード大学で学士号を、ミシガン大学で社会心理学博士号を取得。教育においてその優れた力量を認められ二つの賞を授与された。また、意思決定センターの創設メンバーの一人であり、そのセンターでは選択の複雑性やグループダイナミクスの学部学生向け教育および中間管理職へのワークショップを行ってきた。多数の学術雑誌(The Journal of Personality,Social Psychology,Social Psychology Bulletinなど)に論文が掲載されている。主たるトピックスは、グループダイナミクス、態度変容、人格理論、利他主義、攻撃性などである
吉田孟史[ヨシダタケシ]
青山学院大学経営学部教授・博士(経営学)
古澤和行[コザワカズユキ]
愛知学院大学経営学部准教授(組織論)・博士(経済学)。2005年名古屋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了
藤川なつこ[フジカワナツコ]
名古屋大学大学院経済学研究科学術研究員・博士(経済学)。2008年名古屋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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