内容説明
多国籍企業の近未来の新しい経営パラダイムとして、著者がかつてより主張してきた「標準化の経済性」は徐々に現実のものとなってきた。本書ではこのパラダイムが今後の企業のグローバル化をどのように方向づけて行くかという問題を多国籍企業の競争行動の論理構造から明らかにする。
目次
第1章 資本主義経済の現段階と多国籍企業
第2章 大競争下の競争関係―激化する六つの側面
第3章 大競争下の競争戦略―共通する四つの側面
第4章 競争行動と業界標準
第5章 競争行動とグローバル化の方向
補論1 競争行動の迅速化と海外進出方式
補論2 標準化を支える個性化―コア・コンピタンスの内容
補論3 次世代DVD業界標準獲得競争の現況
著者等紹介
竹田志郎[タケダシロウ]
1934年東京に生まれる。明治大学商学部卒業、明治大学大学院商学研究科修士課程修了。ニューヨーク日本軽機械センター勤務、貿易研修センター(IIST)助教授、大東文化大学経済学部教授、経済学部長、横浜国立大学経営学部教授、日本大学国際関係学部教授を経て、横浜国立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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