内容説明
個人が会社で自律性をもって生きることは可能なのか。会社が個人の自律性を重視しはじめたのはなぜか。それは企業社会をどう変えているか。これらの問いを新しい視点から探る。力作。
目次
1 現代企業と個人の自律性―社会的背景(社会構造の変化と個人の自律性―社会的背景;情報社会における個人の自律性;市民社会の変貌と個人の自律性)
2 現代企業と個人の自律性―理論と現実(個人の自立性と知識・管理スタイル;人材マネジメントと“自立した個人”;裁量労働と個人の自律性;成果主義の導入と個人の自律性―企業内「共同体」変容との関連から;NPOと個人の自立性―企業経営学から市民経営学へ;日本的経営の再出発と個人の自立性;現代日本の大学生に見る職業観―企業と個人の関係認識)
3 現代企業と個人の自律性―展望(囲い込み症候群からの解放)
著者等紹介
片岡信之[カタオカシンシ]
1939年岡山県に生まれる。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。京都大学博士(経済学)。現在、桃山学院大学経営学部教授/龍谷大学名誉教授
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