内容説明
第1巻において雁行形態論の小島第1・第2モデルを展開した。本書第2巻は、第3小島モデル「協調分業による産業内貿易の推進」により東アジア経済圏を育て上げ、米州・欧州・東アジア三極の間の対等な国際協調体制を構築する。世界経済の平和と繁栄を招来する21世紀新秩序の課題、政策を提言する著者の到達したライフワーク第2巻である。
目次
第1章 世界経済の雁行型発展―21世紀世界経済新秩序・序章
第2章 国際分業の理論:共存共栄原理
第3章 同質化国際経済の雁行型再構築:協調分業原理
第4章 アジア地域貿易の雁行型発展
第5章 「アジア経済圏」形成のアジェンダ
第6章 国際金融の新秩序
第7章 世界経済の新秩序
第8章 Asian Economic Integration for the 21st Century
著者等紹介
小島清[コジマキヨシ]
1920年名古屋市に生まれる(5月22日)。1943年東京商科大学卒業。1962年経済学博士。1984年一橋大学経済学部を停年退官。同大学名誉教授。1984‐91年国際基督教大学教授。1991‐97年駿河台大学教授
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