内容説明
グローバル・エコノミーがこれまでいかに機能してきたかについて、従来の解釈を問い直し、16世紀以降のその展開を包括的に概説したのが本書である。著者は国際経済学だけではなくて、国際政治学や地理学・歴史学にも通暁しており、学際的アプローチの使用に成功している。グローバルな次元の政治経済の理解を深めるのに魅惑に富んだ書である。
目次
第1部 国家、農業、およびグローバリゼーション(近代国家の興隆―ストリート・ギャングからマフィアへ;国家、市場、および国際間不平等の起源;経済の循環と覇権の循環;産業革命と後発的発展 ほか)
第2部 グローバリゼーションの再興(大不況、アメリカの国内政治、および戦後システムの基礎;国際通貨、資本移動、および国内政治;多国籍企業―全体に対する全体の戦争;旧農業周辺地域の工業化―新興工業国家群の興隆 ほか)
著者等紹介
シュワルツ,ハーマン・M.[シュワルツ,ハーマンM.][Schwartz,Herman M.]
1958年、アメリカのペンシルヴァニア州フィラデルフィアに生まれる。スワースモア大学を卒業し、1986年にコーネル大学から学位(Ph.D)を取得。その後コーネル大学政治学部講師、ニュースクール・フォア・ソーシャル・リサーチ政治学部助教授を経て、現在ヴァージニア大学国際関係学部準教授。専攻分野は国際政治経済学で、学際的アプローチを得意としている
宮川典之[ミヤガワノリユキ]
1954年長崎県に生まれる。1978年同志社大学商学部卒業。1988年早稲田大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、岐阜聖徳学園大学教授(教育学部)、名古屋大学兼任講師(経済学部)。専攻は国際開発経済論
太田正登[オオタマサト]
1955年岐阜県に生まれる。1978年名古屋大学法学部卒業。1986年愛知学院大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得満期退学。現在、金城学院大学助教授(現代文化学部)。専攻は国際政治論
浅野義[アサノタダシ]
1950年茨城県に生まれる。1974年早稲田大学政治経済学部卒業。1982年早稲田大学大学院経済学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、茨城キリスト教大学教授(生活科学部)。専攻は国際金融論
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