内容説明
「企業の国際化」の視点を軸にし、現実の社会経済現象をできるだけ摂取する著者の「広義の経済学」という広い視野から考察。ボーダーレス化が高度に進展した地球化時代に、アメリカ経済に肉薄する世界第2位の経済プレゼンスを有する日本経済の再構築の方向性と、世界経済における先進経済大国としての日本経済の役割と責任を検討・追及する力作。
目次
第1部 経済大国への軌跡(日本経済戦後50年間の軌跡;「外圧」との格闘)
第2部 日本経済と世界の政治経済システム(世界の政治経済システムの変容;日本経済と東アジアの経済発展;日本経済と発展途上諸国)
第3部 地球化時代の日本経済(日本経済と経済統合(協力)問題
日本経済と産業空洞化問題
地球化時代の21世紀における日本経済の役割)
著者等紹介
原正行[ハラマサユキ]
1944年大阪府に生まれる。1967年大阪大学経済学部卒業。現在神戸大学大学院経済学研究科教授。主著に『海外直接投資と日本経済―投資摩擦を越えて―』(有斐閣、1992年)
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