内容説明
グローバル企業の市場拡大をめざす貿易経営行動は、貿易取引行為と直接投資行為（現地生産）として表れる。国家「単位」秩序が限界を示し、未だ国際的な統一ルールが存在しない現状下、貿易経営行動の自律性が国際取引社会の規範を形成する。商学と法学の学際的なアプローチによる国際ビジネス論。貿易経営行動の自律性の理論化・体系化を図った力作。
目次
１部 貿易経営行動
２部 貿易取引行為
３部 貿易取引契約
４部 直接投資行為
５部 貿易経営行動の新たなる発展
著者等紹介
絹巻康史［キヌマキヤスシ］
１９３６年神戸市に生まれる。１９５９年神戸大学法学部卒業。同年丸紅株式会社入社。アメリカ会社副社長（兼）ヒューストン支店長、鉄鋼貿易第一部長、イラン会社社長、参与を歴任し、１９９６年３月退職。１９９６年日本福祉大学経済学部、大学院情報・経営開発研究科教授（国際経営論）。他に、非常勤講師として神戸大学、拓殖大学に出講。２０００年拓殖大学商学部教授（担当：学部・国際貿易論、大学院・貿易特殊研究）。国際商取引学会理事、日本貿易学会前理事、ＷＴＯ（世界貿易機関）ＰＳＩ紛争パネル委員として、学・業際的な活動にも携わる。著書に、単著『貿易取引の契約と実務』（中央経済社）１９９３年、『現代の貿易と国際経営』（中央経済社）１９９５年、『国際取引法入門』（同文館）１９９５年。共著「国際経営の展開」・「国際人事戦略」斎藤祥男編著『国際経営戦略』（同文館）１９９６年、「ｌｅｘ ｍｅｒｃａｔｏｒｉａとしてのＣＩＦ／ＦＯＢ ＴＥＲＭＳ」斎藤祥男編著『国際ビジネス』（文真堂）１９９８年他
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
