内容説明
本書は、価格と貨幣、稀少性、資本と労働、市場と組織、といった経済学でおなじみのテーマを扱いながら、独特のシステム論的分析によって、われわれ現代社会・経済の観察者に新鮮な知的衝撃を与えてくれる。
目次
第1章 価格
第2章 オートポイエティック・システムとしての社会の経済
第3章 経済システムの内的環境としての市場
第4章 経済システムにおける二重循環運動
第5章 資本と労働―区別の問題
第6章 稀少性
第7章 コミュニケーション・メディアとしての貨幣―象徴的一般化と悪魔的一般化
第8章 意思決定行動の社会学的局面
第9章 メディアと組織
第10章 制御の限界