内容説明
バラ色の脱工業化社会は夢か？財政赤字、ドル安、株式暴落に悩むアメリカの実像と虚像を追求し、解明の鍵を探り、日米貿易摩擦と円高に揺れる日本の産業の現状と今後の問題点を展望。
目次
序章 「強国アメリカ」の未来を透視する（プロローグ―レーガン政権の総決算；癌であり、武器である多国籍企業；止まらぬ産業の空洞化；エピローグ―高まる孤立主義への危険）
第１章 相互依存の構図と相克の論理（最近の世界経済にみる相互依存関係の深化；体制を超えた相互依存と国際協力）
第２章 アメリカ経済体制の虚像と実像（パックス・アメリカーナの明暗；試行錯誤のアメリカ経済）
第３章 世界経済の不安定化要因と多国籍企業（「強い企業と弱い国」アメリカの論理；多国籍企業の出現にみる世界経済の危機）
第４章 世界経済の転換と日本の貿易環境
終章 国際化の進展と日本企業の戦略転換（日米貿易摩擦と輸出戦略の見直し；国際化と構造転換を急ぐ日本企業；日本企業の生き残り国際戦略）
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