糖質の機能と代謝―臨床栄養と生体機構からみる

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  • サイズ B5判/ページ数 136p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784830660290
  • NDC分類 491.43
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 糖質の種類・代謝、治療や栄養管理に利用される糖質、病態に関わる糖質など、医療・臨床栄養における糖質の役割を魅力的に解説。医師・栄養士をはじめ、医療スタッフ向き。    

《目次》
付図1 栄養関連の代謝マップ
付図2 肝細胞にみる細胞小器官の機能と代謝
1.糖質はそれぞれ面白い性質をもつ
 A.植物の糖質,動物の糖質
 B.構成物質としての糖質
 C.オリゴ糖の種類と作用
 D.シクロデキストリン(CyD)の利用
2.生体は糖質摂取をなぜ必要とするか
 A.エネルギー源としての糖質
 B.消化管内における糖質の代謝と機能
 C.糖質の体内での代謝とその調節
 D.食物繊維とオリゴ糖摂取の意義
3.糖質代謝と各種疾患はどのように携わり合うか
 A.糖尿病をどのように理解するか
 B.腎性糖尿はなぜ起こるか
 C.低血糖症は危険性が高い
 D.糖尿病はなぜ起こるか
 E.糖質代謝と高トリグリセリド血症(高中性脂肪血症)
4.糖質代謝とヒトにおけるエントロピーの関係をどう考えるか
 A.自然界にみられるエントロピー
 B.糖質代謝と生体内エントロピー
 C.ヒトにおけるエントロピーの増大と抑制

内容説明

20世紀後半は医学、生物学、農学などの各分野において遺伝子に関する基礎的研究とその応用が飛躍的に進展し、また遺伝子工学による多くの蛋白質の工業生産を可能にした。一方、糖質に関する研究と応用も遺伝子関連に比較すれば地味ではあるが着実に発展を遂げ、21世紀におけるさらなる研究と応用が期待される分野が多い。本書は臨床栄養と生体機構の視点から糖質に関する諸問題を記述した。ここで「生体機構」という馴染みのうすい用語を用いたが、これは生体の構造、機能および代謝とその調節機序を意図したものである。本書は糖質に関心をもつ栄養や医学にたずさわる諸兄姉を主な対象としたが、多くの方々に関心を持っていただき糖質に関する21世紀の課題として何らかの新しい視点を見つけていただければ幸いである。

目次

1 糖質はそれぞれ面白い性質をもつ(植物の糖質、動物の糖質;構成物質としての糖質 ほか)
2 生体は糖質摂取をなぜ必要とするか(エネルギー源としての糖質;消化管内における糖質の代謝と機能 ほか)
3 糖質代謝と各種疾患はどのように携わり合うか(糖尿病をどのように理解するか;腎性糖尿はなぜ起こるか ほか)
4 糖質代謝とヒトにおけるエントロピーの関係をどう考えるか(自然界にみられるエントロピー;糖質代謝と生体内エントロピー ほか)

著者等紹介

山下亀次郎[ヤマシタカメジロウ]
1962年(昭和37年)東京大学医学部医学科卒。1967年(昭和42年)東京大学大学院医学系研究科終了。1968年(昭和43年)東京大学医学部第一内科助手。1969年(昭和44年)米国ピッツバーグ大学医学部臨床研究部門研究員。1974年(昭和49年)筑波大学臨床医学系内科講師。1979年(昭和54年)筑波大学臨床医学系内科助教授。1985年(昭和60年)筑波大学臨床医学系内科教授。1999年(平成11年)筑波大学教授定年退官。筑波大学名誉教授、筑波記念病院つくば糖尿病甲状腺センター長。現在に至る。専攻分野は糖尿病・栄養学・内分泌学を中心とした研究と臨床
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