出版社内容情報
《内容》 ● 栄養・運動・休養を3本柱とする科学的な健康づくりの基本を,親しみやすい多数のイラストを用いて非常にわかりやすく解説した好評書.
● 国民の健康長寿を目的として平成12年に策定された「健康日本21」の指針に沿って構成を大幅に変更し改訂した第3版.
● 健康医学・予防医学の知識の整理や,健康教育・健康相談の際のテキストとして最適.
● 実地医家をはじめ保健師・看護師・栄養士・健康運動指導士,そして健康づくりに関心のあるすべての方にお薦めしたい1冊.(2色刷・一部4色刷)
《 本書の特徴 》
1. 読むというより見てわかる
文字が大きく文章が平易で,図表もわかりやすい.
2.明るく楽しく読める
カラフルで親しみやすいイラストを随所に挿入.
3.どこから読んでもわかる
どの項目も,見開き2頁で簡潔に解説されている.
《目次》
1.現代人の生活習慣と健康状態
A.現代の生活環境と健康危機
B.健康とは
C.これからの健康管理
D.生活習慣病
E.21世紀の国民健康づくり運動
2.栄養・食生活―発育期から続けたい
食事のポイント
A.効果的な食事のとりかた
1.1日の食事量
2.1日のエネルギー所要量
3.食べすぎを避け,脂肪をひかえる
4.食物繊維―最近食物繊維の摂取量が減っている
5.緑黄色野菜
6.魚は良質なたんぱく源
7.カルシウムの補給―牛乳が最適
8.食塩―1日10g以内
B.栄養補助食品(サプリメント)
C.禁煙と節酒
1.タバコの煙の有害作用
2.喫煙が影響する病気
3.「酒は百薬の長」か
4.アルコール飲料は「何を飲むか」ではなく量が問題
5.適量のアルコール飲用習慣に冠動脈疾患予防効果がある
3.どのような運動がよいか―身体活動・運動
A.運動の目的
B.これから運動を始める人へ
1.必ずメディカルチェックを受けよう
2.メディカルチェックが必要なわけ
3.こんなときに運動すると危ない
―セルフチェックがスポーツ事故を防ぐ
4.自分の体力を知っておこう―体力測定
5.体力測定結果の見かた
C.運動処方
1.運動処方とは―運動のしかたを決める
2.どのような運動がよいか―有酸素運動か無酸素運動か
3.運動強度を決める
4.運動強度と運動時間から運動量を決める
D.健康づくりを目的とする運動
1.有効で安全な運動
2.主運動はウオーキングから
E.補助運動
1.主運動・補助運動とは
2.準備運動と整理運動
3.補助運動で日常生活の質を高める
4.ストレッチング
5.筋力トレーニング
F.運動エネルギーの話―健康づくりに有効で安全な運動強度はなぜ最大の50~
60%になるのか
1.運動に必要な筋肉収縮のエネルギーはどのようにしてつくられ,利用されるか
2.筋肉収縮のエネルギー源になるATPの産生には2つの代謝過程がある
3.健康づくりのために知っておきたい無酸素代謝開始点(AT)の知識
4.エネルギーの産生に有酸素代謝がよいわけ
G.老化を遅らせる運動
1.運動による脳神経細胞の活性化
2.大脳皮質のつくりと機能分担
3.運動中枢の場所(区域)とその支配を受ける身体部位
4.顔・口・手指をよく動かそう
5.家事や雑用はバツグンの全身運動
H.老化の話
1.老化の特徴
2.老化の始まりと個人差
3.若さを保つのは心の持ちかた
4.脳神経細胞の活性化が若さのもと
4.休養―こころの健康づくり
毎日のリフレッシュが大切
A.効果的な休養のとりかた
1.休養とは
2.ストレス状態の解消
3.入浴と熟眠で1日の疲労をとる
4.1日の生活リズム―仕事と休息のバランスが大切
5.バイオリズム―生命現象にみられる周期的変化
B.気分の切り替え
1.旅行・外出
2.映画・演劇を観る
3.趣味をもつ―陶芸・絵画・コレクションなど
4.自己流の気分転換法を工夫する
5.アウトドアで自然にふれ,英気を養う
C.アウトドアでの太陽紫外線への注意
1.成層圏オゾン層の破壊
2.太陽紫外線が地球生物におよぼす影響
3.太陽紫外線の防ぎかた
5.生活習慣病の予防
A.生活習慣病と運動
1.生活習慣病の運動療法
2.運動療法の効果が期待される病気
3.運動療法のしかた―運動処方の原則
B.がんを防ぐための12ヵ条
C.高齢者の転倒・骨折による寝たきり予防
D.生活の中の活性酸素
内容説明
本書は生活習慣の基本である栄養・運動・休養を3本柱として、「健康日本21」の指針に沿った構成にしている。重要な項目について、その要点が2頁に収まるように平易にまとめ、解説を加えている。
目次
1 現代人の生活習慣と健康状態(現代の生活環境と健康危機;健康とは ほか)
2 栄養・食生活―発育期から続けたい食事のポイント(効果的な食事のとりかた;栄養補助食品(サプリメント) ほか)
3 どのような運動がよいか―身体活動・運動(運動の目的;これから運動を始める人へ ほか)
4 休養―こころの健康づくり毎日のリフレッシュが大切(効果的な休養のとりかた;気分の切り替え ほか)
5 生活習慣病の予防(生活習慣病と運動;がんを防ぐための12ヵ条 ほか)
著者等紹介
石川兵衛[イシカワヒョウエ]
医学博士・米国心臓学会正会員(FACC)。日本医師会認定健康スポーツ医・日本体育協会公認スポーツドクター。奈良県立医科大学名誉教授(内科学・循環器・腎臓)。健康なら21推進会議会長。健康なら21計画評価会議会長。奈良県成人病検診管理指導協議会会長。日本臨床スポーツ医学会名誉会員(平成8年第7回学術集会会長)。前、奈良県体育協会理事(スポーツ医科学専門委員会委員長)。前、奈良県健康づくりセンター所長。前、奈良県医師会スポーツ医学部会会長。元、奈良県スポーツ振興審議会会長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。