出版社内容情報
《内容》 学界最高峰の一人であるクルト・シュナイダー教授の労作の要約である.多年の臨床経験・明敏な洞察・深い思索を駆使してなした数多くの精神病理学の業績の精髄で欺学を志すものに,精神病理学の基本的大道を明示する貴重な指導書といえる.また,国際的書物である. 《目次》 臨床分類法と疾病概念 1.臨床精神病理学の体系 2.精神医学における疾病概念 3.単なる異常と疾病の移行の問題精神病質人格 1.異常人格と精神病質人格の概念 2.発揚精神病質者 3.精神病質者の類型学の批判異常体験反応 1.体験反応の概念 2.憂うつ精神薄弱とその精神病 1.知能の概念 2.精神薄弱者の精神病身体に基礎づけうる精神病の構成 1.身体に基礎づけうる精神病という概念 2.急性型 3.てんかんの際の精神病循環病と精神分裂病 1.精神病理学的診断学 2.精神病理学総論の体系 3.症状とは何か付録 感情と欲動の病的心理学概説 1.感情と感覚 2.欲動と感情 3.欲動の力学と,意志との関係あとがき訳者注引用文献事項索引人名索引