嚥下障害を治す

嚥下障害を治す

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  • サイズ B5判/ページ数 239p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784830633188
  • NDC分類 496.5
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 【責任編集】
東北大学 池田勝久
東京大学 加我君孝
東京医科歯科大学 岸本誠司
大阪大学 久保 武
《シリーズの特長》
● 大きな進歩と変革の中にある耳鼻咽喉科学の流れに即応して,あくまでも日常診療に役立つ情報を読者に提供することを目的とした新しいシリーズ.
● 耳科学,鼻科学,頭頸部腫瘍学を3本柱とし,今もっとも臨床の現場で求められているテーマを選び,第一線で活躍中の執筆陣が,実地に則してpracticalに解説.
● カラー写真やイラストを豊富に用いわかりやすく編集.内容を総説,解説,ワンポイントアドバイス,トピックスに分類し,必要な情報が直ちに得られるように構成.4色刷
《本書の内容》
高齢者人口の増加に伴い,嚥下障害をもつ患者は増加の一途をたどっている.口腔外科,リハビリ科,言語聴覚士が多数この分野へ参入しつつある現在,耳鼻咽喉科医がその専門性をフルに生かして活動の場を広げ,患者のQOL向上に寄与することが期待されている.本書では,耳鼻咽喉科医が従来あまり得意としてこなかったこの領域を取り上げ,診断と治療の具体的な進め方,嚥下不能例への対処などについてわかりやすく解説.    

《目次》
◎総説
嚥下障害に対する診断・治療の進め方
◎解説
I 嚥下障害に対する診断の進め方
 1.嚥下障害重症度の評価
 2.外来・ベッドサイドでまず行う嚥下障害の検査
 3.内視鏡による咽頭・喉頭の観察
 4.ビデオを用いた咽頭食道透視
 5.嚥下圧検査
 6.食道内視鏡検査-食道固有の器質的機能的疾患の診断と所見-
 7.筋電図検査
II 病態からみた嚥下障害の取り扱い
 1.口腔期嚥下障害の取り扱い-機能的(いわゆる運動障害性)障害-
 2.咀嚼期/口腔期嚥下障害の取り扱い-器質的障害-
 3.咽頭期嚥下障害の取り扱い-機能的(いわゆる運動障害性)障害-
 4.咽頭期嚥下障害の取り扱い-器質的障害-
 5.食道期嚥下障害の取り扱い
III 機能的(いわゆる運動障害性)嚥下障害に対する手術の実際
 1.口腔期嚥下障害に対する手術
 2.咽頭期嚥下障害に対する手術
 3.食道期嚥下障害に対する手術
IV リハビリテーションによる嚥下障害の治療
 1.嚥下障害に対するチーム医療の意義
 2.嚥下障害の間接訓練と直接訓練
 3.口腔期嚥下障害のリハビリテーション
 4.咽頭期嚥下障害のリハビリテーション
 5.嚥下練習食
 6.嚥下訓練における体位・頭位の工夫
V 嚥下障害をきたす疾患とその治療
 1.脳血管障害による嚥下障害とその治療
 2.中枢神経変性疾患による嚥下障害とその治療
 3.神経筋接合部,筋疾患による嚥下障害とその治療
 4.下位脳神経麻痺による嚥下障害とその治療
 5.頭頸部癌治療後の嚥下障害とその治療
 6.咽喉頭異常感症と嚥下障害
 7.高齢者にみられる不顕性誤嚥とその予防
 8.重症心身障害児(重身児)の摂食・嚥下障害-誤嚥の特徴と対策-
VI 嚥下不能例への対処
 1.気道食道分離術の適応と実際-Lindeman 手術-
 2.喉頭閉鎖術の適応と実際
 3.喉頭摘出術の適応と実際-誤嚥防止法として-
 4.嚥下障害患者における代償的栄養法
【ワンポイントアドバイス】
・脱水・低栄養への対応
・誤嚥のある患者,寝たきり患者の咽頭食道透視
・超音波による口腔期の評価
・咽頭の感覚を評価する方法
・透視と嚥下圧検査の同時施行
・気管切開口閉鎖のタイミング
・気管切開が嚥下機能に及ぼす影響
・Plummer-Vinson症候群
・誤嚥性肺炎への対応
・嚥下障害患者における口腔・咽頭の衛生
・Wallenderg症候群
・嚥下障害患者における気道管理
・気管切開術の適応と術後のケア
・頭頸部癌治療における工夫-欠損した組織を補う手術-
・頭頸部癌治療における工夫-補綴による-
・頭頸部癌手術における工夫-残存機能を高める工夫-
・重症心身障害児にみられる誤嚥性肺炎
【トピックス】
・動物の進化と嚥下
・乳児の嚥下と呼吸
・バリウムパンを用いた検査法
・遊離空腸を用いた下咽頭・頸部食道再建術のコツ
・超音波断層法による咽頭挙上の評価
・喉頭蓋管形成術の適応と実際
・高齢者にみられる誤嚥性肺炎
・上喉頭神経・大耳介神経吻合術-咽頭感覚は回復するか?-
・嚥下訓練の現場から
・在宅医療における嚥下障害
・喉頭摘出術および喉頭気管分離術を受けた患者と家族の満足度

目次

1 嚥下障害に対する診断の進め方
2 病態からみた嚥下障害の取り扱い
3 機能的(いわゆる運動障害性)嚥下障害に対する手術の実際
4 リハビリテーションによる嚥下障害の治療
5 嚥下障害をきたす疾患とその治療
6 嚥下不能例への対処

著者等紹介

湯本英二[ユモトエイジ]
熊本大学医学部耳鼻咽喉科教授

池田勝久[イケダカツヒサ]
東北大学助教授

加我君孝[カガキミタカ]
東京大学教授

岸本誠司[キシモトセイジ]
東京医科歯科大学教授

久保武[クボタケシ]
大阪大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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