出版社内容情報
《内容》 地理病理学的に肝癌には地域差があることが指摘されている.本書は外国例の紹介や文献の翻訳ではなく,我が国の研究者により経験された,我が国の肝癌についての現時点における集大成である.我が国の肝癌に関心をもつ研究者にとって,肝癌についての具体的な客観的事実の認識に役立ち,ひいては最適の臨床的対応策確立のためにも役立つ.カラー写真331点 《目次》 1.画像診断2.肝細胞癌 1.肉眼分類および肉眼所見 2.組織分類 3.小さい肝癌 4.特殊型 5.異型性の客観的評価3.胆管細胞癌(嚢胞性腺癌を含む) 1.肉眼分類 2.組織分類 3.前癌状態(先行病変を含む,dysplasia)4.転移性肝癌5.その他の肝腫瘍および類似病変 1.上皮性良性腫瘍 2.非上皮性良性腫瘍 3.上皮性異常,とくに肝細胞異形成 4.腫瘍類似病変および珍しい腫瘍 5.非上皮性悪性腫瘍