ドップラー心エコー図テキスト （第２版）

坂本二哉/吉川純一

文光堂（1990/10発売）

• サイズ B5判／ページ数 284p／高さ 26cm
• 商品コード 9784830616181
• NDC分類 492.12
• Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》　血流異常の診断の切り札として登場したドプラー心エコー法は今や心臓病診断の優れた診断法としての地位を得ている．本法研究の専門家11人により書かれた本書は，原理より臨床症例を中心にした実際的な記載に終始し，ドプラー法を学ぼうとする人に「役立つ」入門書．４色刷、図450点　　　　《目次》　１．ドップラー法の原理　　　１　序説　　　２　心エコー法におけるドップラー法の位置づけ　　　３　ドップラー法の原理　　　４　超音波入射角　　　５　ドップラー検査法の種類　　　６　カラードップラー法におけるフレームレート　　　７　血流速度と血流量の関係２．検査法の実際　１　ドップラー検査の基本　　　１．カラードップラー法　　　２．パルスドップラー法　　　３．High pulse repetition frequency（high PRF）ドップラー法　　　４．連続波ドップラー法　２　被検者の体位　３　装置のセッティング　　　１．リファレンス周波数　　　２．発信繰り返し周波数　　　３．ドップラーゲインの調節　　　４．サンプリング部位の決定　　　５．サンプルボリウムの大きさの決定　　　６．ドップラー音の大きさ　　　７．フィルターの選定　　　８．シネメモリー　　　９．その他の機能　　　10．心音図，心機図の記録　４　記録　　　１．ビデオ記録　　　２．ストリップチャート記録　　　３．ポラロイド，35mmフィルム記録，ハードコピー　　　４．光ディスクによる記録　５　記録の実際　　　１．心尖部領域　　　２．胸骨左縁領域　　　３．肋骨弓下（剣状突起下）領域　　　４．胸骨右縁領域　　　５．胸骨上窩，鎖骨上窩　　　６．腹部領域　６　経食道心エコー図の実際　　　１．経食道探触子　　　２．経食道プローブ操作法　　　３．経食道プローブ挿入法　　　４．10の代表的断面の描出法と解説　　　５．検査中と検査後の処理３．アーチファクト　１　多重反射やサイドローブによるアーチファクト　２　弁などによるドップラーシグナル　３　音響陰影によるアーチファクト　４　装置の設定条件によるもの４．正常像　１　左室内血流　　　１．左室流入血流　　　２．左室駆出血流　２　左房内血流　３　右室内血流　　　１．右室流入血流　　　２．右室駆出血流　４　右房内血流　５　大動脈内血流　　　１．大動脈根部の血流　　　２．上行および下行大動脈の血流　　　３．腹部大動脈血流　６　肺動脈内血流　７　下大静脈，上大静脈，肝静脈内血流　８　冠動脈血流　９　健常者にみられる弁逆流５．異常像　Ａ．弁膜疾患　　１　僧帽弁疾患　　　　経食道心エコー・ドップラー法　　２　大動脈弁疾患　　３　三尖弁疾患　　４　肺動脈弁疾患　　５　健常者と高齢者の弁逆流　Ｂ．人工弁機能不全　　１　機械弁　　２　生体弁　　３　経食道アプローチによる人工弁の評価　　　　１．正常機能弁　　　　２．人工弁機能不全　Ｃ．特発性心筋症　　１　肥大型心筋症　　　　１．左室駆出血流　　　　２．Systolic anterior motion（SAM）と僧帽弁閉鎖不全および左室流出路狭窄の関係　　　　３．左室流入血流　　　　４．右室駆出血流　　２　拡張型心筋症　Ｄ．虚血性心臓病　　１　心室中隔穿孔　　２　乳頭筋機能不全　　３　仮性心室瘤　Ｅ．先天性心疾患　　　　１．はじめに　　　　２．区分診断法　　１　短絡疾患　　　　１．短絡疾患の超音波診断の基本的方法　　　　２．部位診断　　　　３．短絡量の推定　　　　４．肺高血圧　　　　５．経食道心エコー・ドップラー法　　２　狭窄性疾患および弁閉鎖不全　　　　１．部位診断　　　　２．重症度評価　　３　複合心奇形　　　　１．ファロー四徴　　　　２．完全大血管転位　　　　３．修正大血管転位　　　　４．共通房室弁口遺残　　４　術後の評価　　　　１．短絡疾患　　　　２．大動脈肺動脈間短絡術後　　　　３．狭窄性疾患と弁閉鎖不全　　　　４．肺動脈絞扼術　Ｆ．大動脈疾患６．連続波ドップラー（臨床応用）　　１　弁狭窄の評価　　　　１．僧帽弁狭窄　　　　２．大動脈弁狭窄　　　　３．三尖弁狭窄　　　　４．肺動脈弁狭窄　　２　人工弁開放能の評価　　　　１．僧帽弁置換　　　　２．大動脈弁置換　　　　３．三尖弁置換　　３　閉塞性肥大型心筋症の評価　　４　弁逆流の重症度の評価　　　　１．三尖弁逆流　　　　２．僧帽弁逆流　　　　３．大動脈弁逆流　　　　４．肺動脈弁逆流　　５　肺動脈圧の測定文献索引