糖尿病の治療 (追補版)

糖尿病の治療 (追補版)

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  • サイズ A4判/ページ数 966p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784830613159
  • NDC分類 493.12
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 30数年にわたり我が国の糖尿病治療,研究の第1線で活躍してきた著者が,3万人におよぶ糖尿病患者の治療経験にもとづき,糖尿病の臨床全般について敢えて一人で書き下ろした本書は,糖尿病治療実践の足跡であり,糖尿病の臨床に関わる全ての方々に必携の書である.初版(1991年)発行後,好評に答えて,その後の変化に対応すべく追加訂正等が施された. 図574点    《目次》 第1章 糖尿病の歴史   はじめに   1.膵前期   2.膵期   3.日本における糖尿病の歴史   まとめ   文献 第2章 血糖と糖化   1.血糖値の維持   2.高血糖の意義と成因   3.グルコースおよびその他の糖質   4.非酵素的糖化non-enzymatic glycation   文献 第3章 病因   1.成因論の発展   2.インスリン作用の不足を生ずる機序   3.糖尿病状態の発現に関係がありうると思われる遺伝子   4.HLA(染色体6)とインスリン依存型糖尿病(IDDM)   5.初期段階のHLA研究からHLA-DQまで   6.インスリン依存型糖尿病およびHLAの遺伝に関する性差   7.人種差に対するRFLPsによるアプローチ   8.膵島をめぐる自己免疫機転の研究とくにICA,ICSA   9.ウイルス   10.インスリン依存型糖尿病の地域差   11.突然変異によるIDDM遺伝子の発現? 環境の変化?   12.インスリン遺伝子の異常による糖尿病   13.インスリン受容体の異常と糖尿病   14.糖輸送体遺伝子   15.遺伝   16.肥満─糖尿病の誘因   17.文明の発達─Medalieの仮説   18.自己免疫以外の膵に対する直接障害?   まとめ   文献 第4章 診断   1.糖尿病の診断で最重要なこと─決して検査室のみで診断する特殊疾患ではない   2.糖尿病診断の意義   3.糖尿病の定義   4.糖尿病の病型診断   5.血糖値とくに経口グルコースの負荷試験(OGTT)について─糖尿病の診断との 関係   6.外来診察にあたって   7.口渇   8.やせ   9.体重   10.手の所見   11.病型診断の実際   12.健康診断と糖尿病の診断   文献 第5章 治療開始にあたって─基本的な考え方─   1.基本的な考え方   2.糖尿病治療のために必要な統計について   3.治療目標達成のための血糖の正常化とその指標   4.血糖の完全な正常化をめざして   5.現時点におけるベッドサイドおよび日常の血糖コントロール検査   6.血糖の急速な是正は細小血管症を増悪させることがある   7.結論   文献 第6章 食事療法   1.インスリン非依存型糖尿病の特徴と治療方針   2.NIDDMの食事療法   3.IDDM(若年発症糖尿病)の食事療法   4.食事療法をめぐる新しい波   まとめ   文献 第7章 インスリン療法   1.インスリン療法   2.インスリン製剤   3.インスリン注射法の実際   4.強化インスリン療法   5.brittle diabetes   文献 第8章 経口血糖降下薬療法   1.糖尿病経口剤療法の歴史   2.SU剤の血糖降下作用発現機序   3.経口血糖降下薬の使い方   4.経口血糖降下薬とくにSU剤による低血糖とその他の副作用   5.SU剤の膵外作用とインスリン併用療法   6.新しい種類の経口血糖降下薬   文献 第9章 運動療法   1.運動─とくに糖尿病における代謝との関係─aerobicかanaerobicか   2.運動療法は果たして糖尿病の治療法として有効か   3.運動療法指導における注意   4.インスリン依存型糖尿病の運動療法   5.インスリン非依存型糖尿病の運動療法   6.運動療法の実際   7.科学的な方法論と判定法によって糖尿病に対する運動療法の有効性が証明されたと思われる報告   まとめ   文献 第10章 糖尿病に特有な慢性合併症序説   1.糖尿病合併症のウエイト   2.糖尿病の慢性合併症の原因   3.poor fellow-upとpoor treatmentとその治療の時期   4.適切な治療法の選択   5.糖尿病合併症とくに細小血管症をめぐる話題   文献 第11章 糖尿病性神経障害   1.糖尿病性神経障害の重要性   2.成因   3.分類と診断   4.末梢性多発性神経障害diabetic polyneuropathy, diabetic peripheral polyneuropathy symmetrical distal polyneuropathy   5.単一神経障害mononeuropathy   6.いわゆる糖尿病性筋萎縮症proximal motor neuropathy   7.自律神経障害   8.肺・気管支の自律神経障害   9.消化器の自律神経障害   10.陰茎   11.膀胱   文献 第12章 糖尿病性足病変   1.日本における足病変対策の遅延   2.podiatrist,chiropody serviceの存在   3.糖尿病患者の足の診察   4.診断   5.足病変の分類   6.足部潰瘍   7.Charcot関節   8.壊疽   9.下肢動脈の狭窄   10.治療   文献 第13章 糖尿病網膜症   1.糖尿病網膜症の重要性   2.網膜の構築   3.糖尿病網膜症の発症要因   4.糖尿病網膜症の分類   5.糖尿病網膜症の診断   6.各種病態の診断と治療   7.前増殖網膜症所見の出現頻度   8.糖尿病性増殖網膜症proliferative diabetic retinopathy(PDR)   9.治療   10.網膜症以外の糖尿病性眼合併症   文献 第14章 糖尿病性腎症   1.糖尿病性腎症の重要性   2.原因   3.糖尿病性腎症の病期   4.治療   文献 第15章 動脈硬化症   1.JoslinのThe Treatment of Diabetes Mellius(1959)にみる冠動脈硬化症としての役割   2.イギリスにおける中年糖尿病患者の死因   3.東京女子医大糖尿病センターにおけるNIDDMのprospective follow-up study   4.糖尿病における動脈硬化促進因子   文献 第16章 糖尿病昏睡   1.糖尿病昏睡患者の死亡率の推移   2.ケトアシドーシスの予防   3.ケトアシドーシスの原因と誘因   4.ケトアシドーシスの症状   5.ケトアシドーシスの臨床所見   6.ケトアシドーシスの診断   7.ケトアシドーシスの治療   8.ケトアシドーシスの治療のまとめ   9.高浸透圧非ケトン糖尿病昏睡   10.乳酸アシドーシス   文献 第17章 妊娠と糖尿病   1.妊娠と糖尿病の歴史   2.妊娠時の糖尿病の診断   3.東京女子医大における糖尿病妊婦の病型と網膜症合併   4.糖尿病妊婦から生まれた児における糖尿病の発症率   5.治療に必要と思われる妊婦および胎児・胎盤の代謝   6.妊娠を伴う糖尿病治療の目標   7.糖尿病者における妊娠の許可条件   8.計画妊娠と糖尿病   9.糖尿病妊婦の治療   10.分娩時管理   11.産褥管理   12.周産期死亡   13.新生児管理   14.チーム医療   15.日本の糖尿病母体から生まれた子どもの糖尿病   文献 第18章 小児糖尿病   1.地球規模でみた小児糖尿病の頻度   2.IDDM遺伝子に対するアプローチ   3.小児のIDDMは増加しているか   4.IDDMの予防   5.IDDMの診断   6.NIDDMの診断   7.治療法   8.合併症と社会復帰   9.小児糖尿病への対応   文献 付録 索引

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