出版社内容情報
"《内容》 腎臓病患者を前にした医師が「何を考え」「何をチェックし」「何を行ったらよいか」を，症状，症候群，疾患，治療の枠組みでそれぞれ解説．そのためにフローチャートやチェックボックス付きの表を多数用いている．また本文に関連する補足説明を「サイドメモ」として挿入．EBMを念頭におき，腎臓病学会その他で認められた治療指針があるものについてはそれらに準拠し，まだ治療指針が確立していないものについては，編者らが実際に行っている治療方針に基づいて記載されている．腎疾患診療に取り組むすべての医師にお薦めの，臨床に直結した実践書．２色刷． 《目次》 第1章 腎疾患患者へのアプローチ, 第2章 症状別のアプローチ A．蛋白尿 B．肉眼的血尿，着色尿 C．浮 腫 D．乏 尿 E．多 尿 F．高血圧 G．高窒素血症 H．低Na血症，高Na血症 I．低K血症，高K血症 J．低Ca血症，高Ca血症 K．低P血症，高P血症 L．酸・塩基平衡異常 第3章 症候群別のアプローチ A．急性腎炎症候群 B．無症候性血尿・蛋白尿，慢性腎炎症候群 C．ネフローゼ症候群 D．急速進行性糸球体腎炎 E．急性腎不全 F．慢性腎不全 第4章 疾患別のアプローチ A．原発性糸球体疾患 1．急性糸球体腎炎 2．慢性糸球体腎炎 a．IgA腎症 b．膜性腎症 c．膜性増殖性糸球体腎炎 d．巣状糸球体硬化症 B．二次性糸球体疾患 1．糖尿病性腎症 2．ANCA関連腎炎 3．その他 a．膠原病に伴う腎病変 b．紫斑病性腎症 c．溶血性尿毒症症候群 d．paraproteinemiaに伴う腎病変 C．間質性腎炎，腎盂腎炎 D．良性腎硬化症 E．多発性嚢胞腎 F．悪性高血圧 G．薬剤性腎障害 H．アシドーシスを来す腎疾患(尿細管性アシドーシス) I．代謝性アルカローシスを来す腎疾患(Bartter症候群，Gitelman症候群) J．妊娠と腎疾患 第5章 治 療 A．急性糸球体腎炎の治療 B．慢性糸球体腎炎の治療 C．糖尿病性腎症の治療 D．SLE腎症，他の二次性腎疾患の治療 a．SLE腎症(ループス腎炎)の治療 b．混合性結合組織病の腎症の治療 c．抗リン脂質抗体症候群の腎症の治療 d．強皮症腎クリーゼの治療 e．慢性関節リウマチに伴う腎症の治療 E．急速進行性糸球体腎炎の治療 F．間質性腎炎，腎盂腎炎の治療 G．ネフローゼ症候群の治療 H．慢性腎不全の治療 I．急性腎不全の治療 J．腎不全時の薬剤投与 索 引 サイドメモ 腎生検の適応と禁忌 慢性腎不全で乏尿にならない理由 1/Scr(血清クレアチニン値の逆数)の経時的変化 狭義の急性腎不全 尿中白血球の増加は何を意味するか 尿pHからわかること 24時間蓄尿でわかること"
