出版社内容情報
《内容》 細菌検査法を説く書はあっても,検査を見せるテキストは未だかつて存在しなかった.しかし本当に必要な知識は見て覚える以外には身につかない.本書は全頁にカラーのわかりやすい検査の流れ図と実物にも勝る美しい細菌の絵を満載した,極めて画期的な細菌学の教科書である4色刷 《目次》 総 論 1.細菌検査室の主な設備 2.染色液の調製・保存 3.染色方法 4.顕微鏡検査 5.培地の作り方 6.滅菌 7.接種方法 8.培養方法 9.形態学的性状の観察 10.発育の観察 11.菌株の保存 12.菌名の記載各 論A.病原菌の検査 1.検査材料の採取および培養方法 2.特殊菌の検査 3.病院内環境検査B.薬剤感受性テスト 1.ディスク法 2.MIC測定法 3.β-ラクタマーゼテストC.生理学的,生化学的および血清学的テスト 1.生理学的テスト 2.生化学的テスト 3.血清学的テストD.分離菌の同定 1.ブドウ球菌 2.レンサ球菌および腸球菌 3.肺炎球菌 4.グラム陰性発酵性桿菌 5.グラム陰性非発酵性桿菌 6.百日咳菌 7.ナイセリアおよびその類似菌 8.カンピロバクター 9.ガードレネラ 10.リステリア菌 11.ジフテリア菌 12.コリネ型菌 13.バシラス 14.嫌気性菌 15.アクチノミセスおよびノカルジアE.結核菌の検査方法 1.痰 2.胃液 3.尿 4.セプティチェックAFBシステムによる結核菌の検査付.市販キットによる菌の数値同定 1.アピシステム 2.IDテストシステム 3.バイオテスト1号 4.エンテロチューブシステム 5.ミニテックシステム索引
内容説明
本書に記載されている検査方法はその所要時間から見て、迅速性を第一とする現在の実情にはそぐわないかも知れないが、どのような迅速法も、簡易法も、その基本は標準化された従来の検査法である。その意味で、本書は初心者が基礎を身に付けるための手引きとして十分役立つものである。
目次
総論(細菌検査室の主な設備;染色液の調製・保存;染色方法 ほか)
各論(病原菌の検査;薬剤感受性テスト;生理学的、生化学的および血清学的テスト;分離菌の同定;結核菌の検査方法)