目次
第1章 遺伝子決定論、あるいは“運命愛”の両義性について―言説としての遺伝子/DNA(「DNA神話」の現在;遺伝子決定論とは何か;遺伝子決定論/本質主義の大衆的意味;遺伝子決定論/本質主義の深奥)
第2章 遺伝子・患者・市民(遺伝性疾患患者・家族のアドボカシー;断片化する身体;ジェネティック・シティズンシップの将来)
第3章 遺伝子組換え問題をめぐる消費者の弱点―先端技術リスクの当事者として(遺伝子組換え作物の普及と議論;食品安全性問題に関する消費者への期待と役割;消費者の社会的選択と不安;不確実性に当事者として対応する)
第4章 ディスアビリティとインペアメントの間―遺伝子技術をめぐる「当事者」へのインタビュー調査(分析枠組みとしてのディスアビリティとインペアメント;共通体験としての「無力化(disabling)された自己」
無力化からの解放の手法
まとめに代えて)
第5章 遺伝子化された生を越える(病気/障害の経験;病気/障害と治療;遺伝病へのまなざし;結論)
著者等紹介
柘植あづみ[ツゲアズミ]
明治学院大学社会学部社会学科
加藤秀一[カトウシュウイチ]
明治学院大学社会学部社会学科(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。