目次
1 景観哲学への歩み 「場所を創出する動物」としての人間―場所に住む・場所を見る・場所へ旅する(擬似分析的思考を超えて;ノルベルク=シュルツの不十分さ ほか)
2 「見えること」の考察―存在論的視覚論(ひとが見る・ひとに見える;景観視をめぐる思想家群 ほか)
3 スイスの景観はなぜすばらしいか―ニーチェ、リルケ、へッセとスイス(ハイデガーとヘルダーリーンを軸として景観へ;スイスの景観へ眼を向けて ほか)
4 環境哲学をめざして―環境諸学と対決しつつ(環境哲学と環境諸学;「私は私と私の環境である」 ほか)
著者等紹介
角田幸彦[カクタユキヒコ]
1941年北海道小樽市に生まれる。1962年東京教育大学(現筑波大学)文学部哲学科哲学専攻卒業。同大学院博士課程修了。ドイツ・テュービンゲン大学で哲学・西洋古典文献学(1983-84年)を学ぶ。同マールブルク大学で西洋古典文献学研究(1997年)。現在明治大学農学部教授(1981年より)、文学博士(筑波大学)。専門領域はギリシア・ローマ哲学、政治哲学、歴史哲学、宗教哲学。著書に『歴史哲学としての倫理学』(1993)、『アリストテレスにおける神と理性』(1994)、以上東信堂。『西田幾多郎との対話』(1994)、『プラトンをめぐって』(1995)、『アリストテレス実体論研究』(1998)、『景観哲学をめざして』(1999)、以上北樹出版。『キケロー 人と思想』(近刊)清水書院。編著に『精神史としての哲学史』『21世紀への哲学的挑戦』東信堂。共編著に『哲学の射程』北樹出版、1989。共著に『神話と現代』『景観環境論』『比較思想事典』『哲学用語辞典』『哲学―現代の思索のために』『倫理学―生活と倫理』
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