内容説明
著者は絵を通して子供の心の奥底を知り、そこから絵を通しての教育を出発させている。これこそ育てる教育であり、自力で伸びてゆく力強い子どもを育てる教育の姿である。幼児画の秘密。名著の改訂新版。
目次
幼児の絵は生活の記録
伝承する抑圧と生活画
絵で木登りをする
環境の支配
幼児の絵はデタラメか
いじくり期
いしぐり期と絵画材料
象徴期の絵
象徴期の絵の扱い方
幼児の絵は神通力を持つ〔ほか〕
著者等紹介
宮武辰夫[ミヤタケタツオ]
1892年高松市に生まれる。1915年東京美術学校(現東京芸術大学)卒業。1916年から17年まで函館高等女学校教師。1919年から21年まで原始美術研究のため世界各地を行脚。1950年聖和女子短大講師となる。他に大阪基督教短大講師、北陸学院短大講師、宮武幼年美術研究所所長など歴任。1960年9月24日がんのため永眠。68歳。著書に『アラスカに原始芸術を探る』万里閣、『フイリッピン土俗と芸術』羽田書房、『保育のための美術』恒星閣、『幼児画問答』ひかりのくに、『幼児と精薄児の絵が訴えるもの』黎明書房、『幼年期の工作は生活している』黎名書房、その他
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