内容説明
ごく簡単に定義するのであれば、環境社会学とは、原生的な自然環境あるいはさまざまな程度に人為的影響を享けた自然環境と社会との相互作用を、社会とそれを構成する人々の側に注目しつつ研究する社会学の一領域である。社会学においても、環境問題の研究は、現代社会像そのものを大きく変容させる転回軸となる可能性を持つものである。
目次
第1章 環境社会学研究における調査と理論
第2章 環境問題の変化と環境社会学の研究課題
第3章 公害問題研究の視点と方法―加害・被害・問題解決
第4章 環境の社会史研究の視点と方法―生活環境主義という方法
第5章 地域における環境問題へのアプローチ
第6章 環境問題と国際関係
第7章 環境社会学における定量的調査
調査技法についての手引