ヴァリエ叢書 ディープ・エコロジーとは何か―エコロジー・共同体・ライフスタイル

ネス，アルネ【著】〈Ｎａｅｓｓ，Ａｒｎｅ〉/斎藤 直輔/開 龍美【訳】

文化書房博文社（1997/05発売）

• サイズ B6判／ページ数 355p／高さ 19cm
• 商品コード 9784830107399
• NDC分類 519
• Cコード C1010

内容説明

自己実現から環境問題へ！今必要なのは、人間か自然かの二者択一ではなく、自己変革の哲学による第三の道である。まず自分が変わらなければならない。ここにディープ・エコロジーの原点を示す。

目次

第１章　環境危機とディープ・エコロジー運動
第２章　エコロジーからエコソフィへ
第３章　事実と価値―基本的な規範
第４章　エコソフィ・科学技術・ライフスタイル
第５章　エコソフィにおける経済学
第６章　エコソフィにおけるエコ政治
第７章　エコソフィＴ―生命の統一性と多様性

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[みか]

ディープ・エコロジーを提唱し、世界中に大きな影響を与えたノルウェーの大哲学者アルネ・ネス。本書では、ネスのディープ・エコロジーを実践するための規範的原理となる「エコソフィT」が論じられています。「エコソフィT」は、ディープ・エコロジーというもはや本来意図しないさまざまな意味がレッテルされた概念よりも、むしろ直接的にネスの思想を訴えかけてくるものがあると感じました。

2008/04/21