出版社内容情報
日本のコウモリの全種となる37種に絶滅種2種を加えた計39種。新しい知見や調査記録などを加えたコウモリ図鑑の決定版。
【特長】
・ 新書サイズの『コウモリ識別ハンドブック(改訂版)』(2011年発行)では盛り込めなかった情報,さらにその後に発表された新しい知見や調査記録などを加えたコウモリ図鑑の決定版。
・ 掲載種は日本のコウモリの全種となる37種に絶滅種2種を加えた計39種。
・ 『コウモリ識別ハンドブック(改訂版)』と比べ,それぞれの記述・掲載写真数も誌面サイズ(新書→A5判)とページ数増(88→232頁)に合わせて大幅増。各種概ね3~4頁で紹介。
・ 図版類は,生態写真,標本写真の他,分布図,識別の決め手となる歯の形状などがよくわかる頭骨・骨格写真なども掲載し,資料性をさらに高めた。
■目次
コウモリとは/コウモリを識別するために/用語解説
クビワオオコウモリ/オガサワラオオコウモリ/オキナワオオコウモリ
(コラム1 クビワオオコウモリ(成獣)の毛色のバリエーション)
カグラコウモリ
(コラム2 天然記念物のコウモリ)
ニホンキクガシラコウモリ/コキクガシラコウモリ/オキナワコキクガシラコウモリ/ヤエヤマコキクガシラコウモリ/クロヒゲツームコウモリ/スミイロオヒキコウモリ/オヒキコウモリ/ユビナガコウモリ/リュウキュウユビナガコウモリ/コヤマコウモリ/ヤマコウモリ/アブラコウモリ/モリアブラコウモリ/オガサワラアブラコウモリ/ヒナコウモリ/ヒメヒナコウモリ/クロオオアブラコウモリ/シナオオアブラコウモリ/キタクビワコウモリ/クビワコウモリ/チチブコウモリ
(コラム3 コウモリのbuccal pad)
ニホンウサギコウモリ/テングコウモリ/コテングコウモリ/リュウキュウテングコウモリ/クチバテングコウモリ
(コラム4 コウモリの体毛)
ウスリーホオヒゲコウモリ/クロアカコウモリ/クロホオヒゲコウモリ/ヤンバルホオヒゲコウモリ/ドーベントンコウモリ/ヒメホオヒゲコウモリ/モモジロコウモリ/カグヤコウモリ/ノレンコウモリ
日本のコウモリ研究最前線①オオコウモリは大事なパートナー
日本のコウモリ研究最前線②胚発生からコウモリのエコーロケーションの進化史を探る
日本のコウモリ研究最前線③コウモリが持つウイルスを追跡する
(コラム5 コウモリ調査における感染対策)
日本のコウモリ研究最前線④コウモリの “ 先読み ” エコーロケーション戦術/エコロケーションによる種判別/遺伝子が語るコウモリの進化/コウモリを観察する/コウモリのフィールドサイン/コウモリの保護/古今東西コウモリのイメージ/都道府県別のコウモリ確認種状況
日本産コウモリ目の外部形態および分布域による検索表/日本産コウモリ目の頭骨による検索表/和名学名対照表/文献リスト/学名索引
和名索引
目次
オオコウモリ科
カグラコウモリ科
キクガシラコウモリ科
サシオコウモリ科
オヒキコウモリ科
ユビナガコウモリ科
ヒナコウモリ科
著者等紹介
佐野明[サノアキラ]
1957年三重県生まれ。博士(理学)。三重県林業研究所、三重県総合博物館勤務を経て、三重県を定年退職。コウモリの会副会長
福井大[フクイダイ]
1976年岐阜県生まれ。博士(農学)。東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林富士癒しの森研究所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。