内容説明
謎に包まれたムササビの生態と行動を、写真とイラストを豊富に使って紹介。ムササビのフィールドサインの見つけ方や、夜間の観察方法がわかる。交尾の瞬間、水を飲むシーン、きのこをかじる様子など、スクープ写真が満載!巣箱の設計図、掛け方、保全や保護についての解説も充実。
目次
1 ようこそ、ムササビの暮らす森へ。(ムササビってどんな動物?;ムササビの1日;ムササビの1年 ほか)
2 ムササビ質問箱(滑空ってどんな移動方法?/滑空できる体の構造とは?;ムササビはどのように移動するの?;どんなふうに滑空するの? ほか)
3 ムササビの見つけ方と観察の方法(ムササビにあうために;ムササビのフィールドワーク;巣箱をかけてみよう! ほか)
著者等紹介
熊谷さとし[クマガイサトシ]
1954年、宮城県仙台市生まれ。日本野生動物観察指導員・自然保護運動図画工作執筆家。動物の専門学校、大学でメディア学の教鞭を取り、里山の動物観察会、講演会を開催する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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yamakujira
7
奥付によれば2019年7月20日初版第1刷発行ということで、出版ほやほや。ムササビの生態を豊富な写真を使って教えてくれる。「36年の観察から得た新発見を一挙公開」と帯で謳ってるのに、素人にはどの部分が新発見なのかわからないのが残念だ。少ない文章から読み取ろうとすると、マンションのベランダに棲むことと、地面に降りてキノコを食べることに、観察者は驚いているらしい。人工物に棲めるし、食性も幅広いムササビは、だんだん人間に馴れてきてるみたいだから、いつか住宅街の上空を飛びまわってくれるかな。 (★★★☆☆)2019/07/23
さえ
2
写真やイラストが多く、とても読みやすい。「背中側からの写真は初めて見るだろう!」という文章とともにマンションの5階から滑空するムササビの写真が掲載されており、おおぉ!とテンションが上った。モモンガとの違いも4ページあり、急に詳しくなった気分になれる。たくさんの可愛いムササビのイラストは著者自ら描かれたもののようで、ご本人に似ている気がします。2021/09/14