大雪山のお花畑で僕が考えたこと

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大雪山のお花畑で僕が考えたこと

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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784829971130
  • NDC分類 471.72
  • Cコード C0045

出版社内容情報

なんでこんなにうまくできているの? 
植物の生の巧みさに驚かされるエピソードがいっぱい

春は遅く,冬は早い。葉を広げ,花を咲かせ,実を結ぶために使える時間はごくわずか。そんな苛酷な環境で,美しい姿を見せる高山植物たち。その生き方の秘密とは? 美しい写真とおだやかな文章で紹介。 
固有種を含め、約40の植物が登場。

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生涯に一度だけ花をつけて枯れる植物。 四年越しにひらく花。
高さ数センチの樹木。 蜜を出さずに虫を呼ぶ花。 少しずつ感じる環境の変化。

北海道の屋根・大雪山- 高山に訪れる一瞬の夏。
厳しい環境に生きる植物とそこに集う生物たちをずっと見続けてきた生態学者による気づきの記録。


― 北海道の中央に広がる大雪山の短い夏は、氷期からの記憶を宿す高山植物の宝庫です。
数万年前の気候変動の中で山に取り残され、天空の孤島のような環境に適応してきた植物たちは、それぞれに異なる姿や物語を持っています。
本書は北海道大学大学院地球環境研究科准教授である著者が、30年以上にわたり、大雪山の短い夏に通い続けてきたフィールド研究をもとに、花の形や咲く時期などにもあらわれる、動けないはずの植物が世代を重ねることで「旅」をし、変わりながら生き残ってきた痕跡を独自の優しい視点でまとめたエッセイです。


【 本書の特長 】
◎登山者の憧れ,大雪山で長く調査を続けてきた植物生態学者のフォトエッセイ
◎高山の苛酷な環境の中で生きる植物の声を翻訳したような,あたたかく平明な文章
◎雪と風に磨かれた,清冽な高山の空気を伝える,心和む写真を満載
◎固有種を含め,約40の植物が登場
◎花の色,形,咲く時期……どれをとっても「うまくできてる!」と思わせる植物の巧みな生存戦略をやさしく紹介
◎人跡まれで,植物の楽園のように思える高山帯にも迫る地球環境変動の影響とは?


【目次】

プロローグ 天空の花園へ
花粉を効率的に運ばせる職人技:チシマギキョウ
過酷な環境に耐えるクッション植物:イワウメ
高山生態系を理解するキーワード 風衝地と雪田:ミヤマキンバイ
荒原に生きる孤高の女王:コマクサ
季節の初めに咲く目立たない花たち:ウラシマツツジ/コメバツガザクラ
太陽を追いかける花々:チョウノスケソウ/チングルマ
大雪山に取り残された極北の植物:ヒメイソツツジ/エゾイソツツジ
花色変化で昆虫を操る植物:ウコンウツギ
複雑な花の形に隠された仕組み:タカネシオガマ/ヨツバシオガマ
開かない花の謎:エゾオヤマリンドウ
雄花をたくさん作る理由:ハクサンボウフウ
ニセのおしべで昆虫を呼び寄せる植物:ウメバチソウ/ミツバオウレン
すご技満載の純日本産高山植物:ミヤマリンドウ
ハチの季節性をめぐる諸事情:キバナシャクナゲ
ハエだって大切なパートナー:イワイチョウ
雑種が支える高山生態系:ツガザクラ類
夜にガをおびき寄せる高嶺のラン:ホソバノキソチドリ
高山帯に現れる巨大植物:エゾニュウ
植物にとっての異性と同性の複雑な関係:エゾコザクラ
有性繁殖と栄養繁殖の両刀遣い:コモチミミコウモリ/ムカゴトラノオ
高い自殖能力の謎:ウスユキトウヒレン
花が虫の数を決める:ミヤマバイケイソウ
キムンカムイの贈り物:攪乱で作られる多様性
森林限界の小さな巨木:ダケカンバ/エゾマツ
ハイマツとホシガラスが交わした約束:ハイマツ
本州では森に北海道では高山に咲く変わり者:ショウジョウバカマ
北方圏の植物がたどった日本への旅路:コケモモ
鳥まかせの大移動:ガンコウラン
高山帯にやってきた森の植物:ゴゼンタチバナ
極限に生きる最果ての木:エゾマメヤナギ/オオバヤナギ
地質年代の指標になった極地植物:チョウノスケソウ
大雪山で一番短い夏:蘚苔類
ある猛暑の夏の出来事
春の気まぐれが引き起こす生態系変動
登山を始めた動物たち
拡大するササの脅威:チシマザサ
エピローグ 地球温暖化を伝えるお花畑からのメッセージ:

内容説明

北海道の中央に広がる大雪山の短い夏は、氷期からの記憶を宿す高山植物の宝庫です。数万年前の気候変動の中で山に取り残され、天空の孤島のような環境に適応してきた植物たちは、それぞれに異なる姿や物語を持っています。本書は北海道大学大学院地球環境科学研究科准教授である著者が、30年以上にわたり、大雪山の短い夏に通い続けてきたフィールド研究をもとに、花の形や咲く時期などにもあらわれる、動けないはずの植物が世代を重ねることで「旅」をし、変わりながら生き残ってきた痕跡を独自の優しい視点でまとめたエッセイです。

目次

花粉を効率的に運ばせる職人技 チシマギキョウ
過酷な環境に耐えるクッション植物 イワウメ
高山生態系を理解するキーワード風衝地と雪田 ミヤマキンバイ
荒原に生きる孤高の女王 コマクサ
季節の初めに咲く目立たない花たち ウラシマツツジ/コメバツガザクラ
太陽を追いかける花々 チョウノスケソウ/チングルマ
大雪山に取り残された極北の植物 ヒメイソツツジ/エゾイソツツジ
花色変化で昆虫を操る植物 ウコンウツギ
複雑な花の形に隠された仕組み タカネシオガマ/ヨツバシオガマ
開かない花の謎 エゾオヤマリンドウ
雄花をたくさん作る理由 ハクサンボウフウ
ニセのおしべで昆虫を呼び寄せる植物 ウメバチソウ/ミツバオウレン
すご技満載の純日本産高山植物 ミヤマリンドウ
ハチの季節性をめぐる諸事情 キバナシャクナゲ
ハエだって大切なパートナー イワイチョウ
雑種が支える高山生態系 ツガザクラ類
夜にガをおびき寄せる高嶺のラン ホソバノキソチドリ
高山帯に現れる巨大植物 エゾニュウ
植物にとっての異性と同性の複雑な関係 エゾコザクラ
有性繁殖と栄養繁殖の両刀遣い コモチミミコウモリ/ムカゴトラノオ〔ほか〕

著者等紹介

工藤岳[クドウガク]
北海道大学大学院地球環境科学研究科准教授。大学院時代から30年以上、高山植物の研究を続けてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。