内容説明
日本には、約800種、亜種を含めると900種を超えるカミキリムシが生息しています。とても人気のある甲虫で、多くの愛好者がいます。その理由は、美しい種や大型種が多いこと、図鑑などが充実していて同定が容易ことなどにあると思われます。そのためか、同定の難しいヒメハナカミキリ類は今ひとつ人気がありません。カミキリムシは探すだけでも面白く、生息環境・発生の時期や時間・訪花植物や寄主植物を調べてフィールドへ出かけ、食痕や産卵痕、脱出孔などを手がかりにして、目的の種に出会えたときの喜びは格別です。また、生態も興味深く、配偶行動・後食や産卵方法、幼生期・擬態関係など観察テーマは無限といえます。小さな昆虫でも綺麗に撮れるデジタルカメラが普及した今日では、撮影対象としても楽しめます。本書は、そんなカミキリムシの魅力を生態を中心に紹介したハンドブックです。
目次
ホソカミキリムシ科
カミキリムシ科/ノコギリカミキリ亜科
クロカミキリ亜科
ハナカミキリ亜科
ホソコバネカミキリ亜科
カミキリ亜科
フトカミキリ亜科
著者等紹介
鈴木知之[スズキトモユキ]
1963年、埼玉県越谷市生まれ。昆虫写真家。國學院大學経済学部卒業。1991年より青年海外協力隊としてパプア・ニューギニアに赴任し、アレクサンドラトリバネアゲハの保護活動を行う。1993年に帰国後、アジア・オーストラリアの熱帯雨林を中心に昆虫の撮影を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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