日本のカミキリムシハンドブック

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  • サイズ B40判/ページ数 88p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784829910238
  • NDC分類 486.6
  • Cコード C0645

内容説明

日本には、約800種、亜種を含めると900種を超えるカミキリムシが生息しています。とても人気のある甲虫で、多くの愛好者がいます。その理由は、美しい種や大型種が多いこと、図鑑などが充実していて同定が容易ことなどにあると思われます。そのためか、同定の難しいヒメハナカミキリ類は今ひとつ人気がありません。カミキリムシは探すだけでも面白く、生息環境・発生の時期や時間・訪花植物や寄主植物を調べてフィールドへ出かけ、食痕や産卵痕、脱出孔などを手がかりにして、目的の種に出会えたときの喜びは格別です。また、生態も興味深く、配偶行動・後食や産卵方法、幼生期・擬態関係など観察テーマは無限といえます。小さな昆虫でも綺麗に撮れるデジタルカメラが普及した今日では、撮影対象としても楽しめます。本書は、そんなカミキリムシの魅力を生態を中心に紹介したハンドブックです。

目次

ホソカミキリムシ科
カミキリムシ科/ノコギリカミキリ亜科
クロカミキリ亜科
ハナカミキリ亜科
ホソコバネカミキリ亜科
カミキリ亜科
フトカミキリ亜科

著者等紹介

鈴木知之[スズキトモユキ]
1963年、埼玉県越谷市生まれ。昆虫写真家。國學院大學経済学部卒業。1991年より青年海外協力隊としてパプア・ニューギニアに赴任し、アレクサンドラトリバネアゲハの保護活動を行う。1993年に帰国後、アジア・オーストラリアの熱帯雨林を中心に昆虫の撮影を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遠い日

11
黒っぽいカミキリムシしか見たことがなくて、きれいな色と模様のカミキリムシを見たくて手にする。触覚の長さと、長い体型が好き。亜種を含めて約900種の日本に生息するという。もっともっと出会ってみたい。2019/11/26

BIDDULPH

1
ヘッドルーペを用いて見てみると、本物をルーペで見ているのと同様に細部まで詳しく調べることができることが分かった。意外に解像度の良い写真を使っている。2011/08/19

BIDDULPH

1
ピドニアと呼ばれる類は飛翔能力が低く、オサムシ同様、全国各地で色々亜種があるので同定は難しいそうだ。しかし、それ以外はこの本で殆ど事足りるようだ。2012/07/23

mustang

1
すごくいい本。食生活に関する記述があるところがこの本のスゴさ。なんと、成虫後に食事をしないものが結構多い!2011/07/24

ヒツジ

0
身近に見かけるカミキリはカバーしているかなと思いました。カミキリは種類が多くて同定が難しいですが、コンパクトで気軽にめくる本としては良いです。写真が生態写真で、幼虫や蛹の写真も多い。図書館で借りましたが、購入します。2012/01/21

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