内容説明
屋久島の森の過去と現在を知り、未来を予測し、また直面するさまざまな危機に対処する基礎となる研究や保護活動の成果を、その最前線から紹介します。
目次
屋久島とはどんな島(屋久島の自然と歴史;屋久島の森林)
スギ天然林の部―成り立ちと変化をさぐる(スギのなかまと屋久スギ;屋久島のスギ林が受けた大災難 ほか)
ヤクタネゴヨウの部(ヤクタネゴヨウの生きる道;ヤクタネゴヨウの立ち枯れに「材線虫病」の影を追う ほか)
屋久島の環境を知る 照葉樹林・マングローブ・台風の部(屋久島と九州の照葉樹林;屋久島西部の照葉樹林を調べる ほか)
将来に向けて 森林生態系の保全にとりくむ(屋久島の国有林における森林保全管理について;屋久島自然保護官事務所の業務 ほか)
著者等紹介
金谷整一[カネタニセイイチ]
昭和44年、鹿児島県生まれ。鹿児島大学農学部林学科を経て、九州大学大学院農学研究科修了。博士(農学)。現在、独立行政法人森林総合研究所生態遺伝研究室主任研究員。専門は森林生態遺伝学、保全生物学。主な研究フィールドは、屋久島と種子島
吉丸博志[ヨシマルヒロシ]
昭和30年、福岡県生まれ。九州大学大学院理学研究科修了。理学博士。放射線影響研究所、テキサス大学、杏林大学保健学部助教授、独立行政法人森林総合研究所集団遺伝研究室室長を経て、現在、同所生態遺伝研究室室長。専門は集団遺伝学、森林保全遺伝学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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