内容説明
二〇〇五年に河北新報に連載された「イヌワシの四季」をまとめたもの。北上高地を舞台にイヌワシの生活を追った著者の足跡を振り返ったものである。
目次
第1章 冬の暮らし(野生へのいざない;ある朝の情景 ほか)
第2章 春の試練(猛吹雪の悲劇;野焼きの頃 ほか)
第3章 夏の思い出(重すぎたタヌキ;幼鳥を支える幼い命 ほか)
第4章 秋風を迎えて(秋の七草が消える時;行水のススメ ほか)
第5章 共存の空と大地(若ワシよ、荒野を目指せ;巣上の人となる ほか)
著者等紹介
関山房兵[セキヤマフサヘイ]
昭和17年岩手県盛岡市生まれ。岩手大学農学部卒業。高校教諭、博物館学芸員、環境省・保護増殖専門官などを経て2004年より猛禽類生態研究所・所長。1970年代から北上高地のイヌワシの調査と生態研究に取り組む。当初からイヌワシと人間との同所的共存を提唱、今は運命共同体としてのイヌワシと地球環境問題に注目している。最近、フィールドワーカーが育つ拠点にしたいと山荘に移り住む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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