内容説明
本書の意図は、作中に描き出された人生の種々相を通して、人権にかかわる今日的な課題を今一度考え直す。
目次
第1章 森鴎外「雁」の世界
第2章 夏目漱石「こゝろ」の世界
第3章 宮本百合子「貧しき人々の群」の世界
第4章 吉田絃二郎「清作の妻」の世界
第5章 岩野泡鳴「部落の娘」の世界
第6章 永井荷風「花火」の世界
第7章 芥川龍之介「侏儒の言葉」の世界
第8章 秋田雨雀「骸骨の舞跳」の世界
著者等紹介
川端俊英[カワバタトシフサ]
1933年旧満州普蘭店(現中国東北部)にて出生。広島大学卒業、立命館大学大学院修了(修士)。現在、同朋大学文学部教授(日本近代文学)。部落問題研究所評議員・主任研究員
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