内容説明
京都でも景観の問題が大きくクローズアップしています。景観のあり方について、いろいろと議論がおこなわれていますが、その中味をふり返りながら、景観の意味や役割について検討し、住民本位のまちづくりのあり方や、今後高層改良住宅をどういうふうにしたらいいのかについて、いま真剣に考えることが大切です。本書では、住民と一緒になって取り組んできた経験をご紹介しながら、以上のようなテーマにせまります。
目次
1 景観問題の争点(「景観でメシが食えるか」;「民間活力」と規制緩和;京都駅建て替え問題;「まちづくり憲章」運動から「住民のためのまちづくり構想」へ ほか)
2 高層改良住宅の問題点(町並みとコミュニティのゆがみ;歴史的景観と住宅改良事業;画一化する高層改良住宅;住宅政策上の問題点 ほか)
3 構想計画のガイドライン(原動力としての住民運動の発展;まちづくりのイメージ;都市計画法のマスタープランへの対応 ほか)



